柳瀬大河が両ヒートで3位表彰台に登壇

●IA2 ヒート1

レース時間は5分短縮の25分+1周。柳瀬大河(Bells Racing)は、好スタートを決めると混戦の中で順位を上げ、1周目をジェイ・ウィルソン(ヤマハ)に次ぐ2番手でクリアしました。2周目以降、柳瀬はウィルソンに徐々に引き離されながらも2番手をキープ。しかし、4周目にミスして西條悠人(カワサキ)の接近を許すと、次周に西條を引き離そうとして転倒し、4番手に後退しました。

レース前半が終わる6周目、柳瀬は直前を走っていた神田橋瞭(カワサキ)のミスを見逃すことなくパッシング。その後、後続を引き離しながら5秒ほど先行する西條を追いました。しかし、9周目のミスで西條との差は約10秒に拡大。次周には逆に西條がミスして、その差は再び6秒以内に縮まりましたが、レースは12周でチェッカーとなり、柳瀬は今季初表彰台登壇となる3位でゴールしました。

●IA2 ヒート2

柳瀬は5番手でレースをスタート。2周目には阿久根芳仁(カワサキ)をパスして、4番手に浮上しました。この段階で、3番手の鳥谷部晃太(ヤマハ)は、すでに5秒以上離れた状態。しかし柳瀬のラップタイムは鳥谷部よりわずかに速く、4周目にはその差が約4秒に縮まりました。ところが5周目、鳥谷部のペースアップと柳瀬のミスで、その差は6秒以上に広がりました。

6周目から鳥谷部と真野凌輔(スズキ)が2番手争いを繰り広げ、7周目に鳥谷部が先行。この間に柳瀬は前との距離を詰めると、8周目には真野をパスして3番手に順位を上げました。レース後半、柳瀬は必死に鳥谷部を追いましたが、6～7秒ほどの差は最後までほとんど変わらず。レースはヒート1より1周多い13周でチェッカーとなり、柳瀬は再び3位で表彰台に立ちました。