LADIES
LADIES 2022
Round 1

小野彩葉が全日本初優勝。久保まなが2位でHondaがワン・ツー!

jp HSR九州

ホールショットは小野彩葉(T.E.SPORT)。スタート直後は7番手あたりと出遅れていた川井麻央(T.E.SPORT)がすぐに追い上げ、1周目の最後に小野を抜いて先頭に立ちました。しかしすぐに小野が抜き返して2周目に突入。3番手には、トップ2台から4秒ほど遅れて久保まな(TEAM HAMMER ホンダ学園)が続きました。2周目、再び川井が先行。しかしここでも小野がすぐに再逆転しました。

小野彩葉が全日本初優勝。久保まなが2位でHondaがワン・ツー!

するとコース中盤で、川井が転倒。これで川井は8番手まで順位を落とすと、次周にも他車と接触して転倒。今度は11番手までポジションダウンしました。トップの小野は、3周目以降にリードを拡大。2番手の久保も単独走行となっていきました。レースは8周で終了となり、小野が独走で全日本初優勝を達成。久保が2位、川井は4位まで追い上げてゴールしました。


小野 彩葉
小野 彩葉 4
T.E.SPORT
やっと勝てました! スタートが決まってホールショットでしたが、チームメートの川井麻央選手が追い上げてくることは十分すぎるほど予測できていたので、抜かれても慌てず冷静に対処しようと考えていました。最後は川井選手のミスで勝負がつきましたが、抜かれる度に抜き返し、自分としては競り勝ったという感じがあります。メンタル的な部分で、昨年と比べて強くなれたという自覚があったのですが、そういう要素も勝利につながったと思います。これまで、川井選手に抜かれた後に抜き返すということもなかったので、スピードも上がっていると思います。初優勝にホッとしていますが、この勢いを保ちながらチャンピオンも狙っていきたいです。

久保 まな
久保 まな 3
TEAM HAMMER ホンダ学園
シーズンオフの間、調子は悪くなかったのですが、仕事をしながらのレース活動なのでなかなか時間をつくることができず、これまでのレース人生で開幕前の練習回数が最も少なかったと思います。それだけに不安な気持ちもあったので、2位で終われてホッとしているところもあるのですが、とはいえ勝利を求めてレースをしているので悔しさもあります。今日は、とにかく小野彩葉選手が速かったです。後ろから見ていても安定感が抜群で、調子の良さがこちらにまで伝わってきました。もちろん私自身も、最後まであきらめず走ったのですが、実力が及びませんでした。

川井 麻央
川井 麻央 1
T.E.SPORT
シーズンオフにあまり練習ができていない状態で、この開幕戦を迎えました。それでも勝てる自信はあったのですが、結果的には2度の転倒で表彰台圏内すら逃しました。1~2周目は小野彩葉選手とバトルをしていて、ペースとしてはまだ余裕があるくらいだったのですが、自分のミスで転倒。2度目の転倒は、追い上げようと攻めた結果だと思っています。もちろん好成績も欲しいですが、今シーズンの目標は楽しく走ること。レースを楽しみながら、なおかつ優勝できたら最高だと思っています。

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