Race
IMSA 2024
Round 8

ロードアメリカでAcuraが表彰台を獲得

us Road America

8月4日(日)、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第8戦IMSA SportsCar Weekendがロードアメリカで開催されました。コーションの導入が多かった本大会で、リッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組(Wayne Taylor Racing with Andretti)が駆るAcura ARX-06の10号車は、終盤のピットストップと燃料補給の影響もあり、3位でフィニッシュしました。

ロードアメリカでAcuraが表彰台を獲得

しばしばイエローフラッグが導入され、戦略がより重要視される戦いとなる中、10号車は62周中34周をリード。チームメートのルイ・デレトラズ/ジョーダン・テイラー組の40号車も、10周はフロント集団内のポジションをキープしました。ツーストップ方式を採った10号車は、レース残り30分でピットストップし、R.テイラーが9番手で復帰しました。その後も、チームは残り9周で粘り強く奮闘を続け、3番手に浮上するとそのままフィニッシュ。表彰台を獲得しました。

40号車はより早い段階で堅実な走りに切り替え、スリーストップ方式を採用。しかし、接触とピット外での調整により2度のドライブスルー・ペナルティーを受けて降格してしまい、8位でフィニッシュしました。


Filipe Albuquerque
Filipe Albuquerque 10
Wayne Taylor Racing with Andretti #10
ここまで力強いペースがあったので優勝したかったです。イエローフラッグによってもくろみが大きく外れました。最後まで走りきるためには、ピットインして燃料を補給しなければなりませんでしたが、R.テイラー選手が最後尾から3番手まで追い上げる、とてつもない仕事をしてくれました。ニュータイヤのアドバンテージがあったとはいえ、最後尾からの表彰台です。私たちのAcura ARX-06はすばらしいペースだっただけに、とにかく優勝できなかったのが悔やまれます

Ricky Taylor
Ricky Taylor 10
Wayne Taylor Racing with Andretti #10
マシンの調子はとてもよかったです。予選でAcuraがフロントローを独占できたのは見事でした。一番速いマシンで優勝できなかったのは残念ですが、マシンをここまで改善してくれたチームのみんなに脱帽です。HRCとWayne Taylor Racing with Andrettiのすばらしい共同作業によって、これほどのパフォーマンスが得られたのだと思います。とはいえ、求めていた結果には届きませんでした

Jordan Taylor
Jordan Taylor 40
Wayne Taylor Racing with Andretti #40
全体的に求めていたものとは違う結果でした。フロントローに並んでスタートしたのはすばらしかったですし、数周をリードできたこともよかったです。クリーンなレースですばらしいマシンを走らせているという実感がありました。ただ、最初のピットストップ後にポジションが下がってしまい、そのポジションからのオーバーテイクも難しく、身動きが取れませんでした。最近のGTPクラスはとても競争が激しく、再び順位を上げるチャンスがありませんでした。10号車がばん回して表彰台を獲得できたのはとてもいいことでしたが、私たちは「こうしていれば、ああしていれば」という思いが残る一日でした

David Salters
David Salters ⠀⠀
President, HRC US
興味深い週末となりました。HRCとWayne Taylor Racing with Andrettiのとてつもない努力に感謝しています。予選とレースの大部分を見て分かるように、マシンは速かったです。ただ、コーションが多い今回のレースでは、最大限に活かしきれなかったかもしれません。3位表彰台という結果ですら残念に思ってもいいくらいで、優勝できなかったことが非常に悔やまれます


Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る