ロードアメリカでAcuraがダブル表彰台を獲得

Road America

2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第8戦は、コースがリニューアルされたばかりのロードアメリカで開催され、Acura ARX-06を駆るMeyer Shank Racing w/Curb-Agajanian(以下、MSR)と、Wayne Taylor Racing with Andretti Autosport(以下、WTR)が、ダブルで表彰台を獲得する活躍を見せました。

・MSRが2位でフィニッシュ

・WTRがAcuraのダブル表彰台に貢献

・WTRが3位表彰台で、チャンピオンシップをリード

予選で6番手となったMSRの60号車は、レース開始前に他車に発生したインシデントにより、4番グリッドからのスタートとなりました。ドライバーのコリン・ブラウンとトム・ブロンクビストはそれぞれのスティントでプッシュしてポジションを上げ、2位でのフィニッシュを遂げました。

フィリペ・アルバカーキとリッキー・テイラー組が駆るWTRの10号車は、予選を4番手で通過。決勝ではハンドリングのトラブルがあり、中盤で遅れを取りましたが、ばん回して3位でチェッカーを受けました。この大会で328ポイントを獲得したWTRはシリーズランキング首位に浮上しています。

Filipe Albuquerque ¹⁰

Konica Minolta Acura ARX-06

表彰台と同時に、チャンピオンシップ首位に立ててよかったです。グリッドに10台もあればポイントの変動は大きく、100ポイントも簡単に上下しますから、ここからはミスのないように、この位置をキープすることがより重要になります。たとえフリープラクティスであっても気は抜けません。今日は31号車(キャデラック)がウォームアップ中にクラッシュして、どうにかレースには復帰していましたが、こういった事態は避けなければなりません。あのようなミスは簡単に起きてしまうので、この先の2レースでは気をつけていきます

Colin Braun ⁶⁰

Meyer Shank Racing w/Curb-Agajanian

Acura、HPD、そしてMSRチームのすべてを誇りに思います。すばらしい結果です！フリープラクティスではブレーキにいくつか課題がある状況でしたが、予選までにそれを覆して、戦える状況にしてくれたチームには脱帽です。レースはとても接戦でした。予想よりイエローコーションが少なかったのでそれを利用するチャンスはあまりなく、戦略はよりシンプルでした。トム(ブロンクビスト)が後半のスティントでいい仕事をしてくれたので、最後は接戦になりましたが、残念ながらトラフィックに阻まれてしまいました。とはいえ、表彰台はとてもうれしい結果です