波乱のセブリング12時間でAcura勢は苦戦を強いられる

10号車Konica Minolta Acura ARX-06、60号車Meyer Shank Racing w/ Curb Agajanianともに首位に浮上する場面もあり、レース後半になっても十分に優勝を狙える位置にいましたが、残り2時間を切ったところで60号車にサスペンション関連のトラブルが発生し、左のリアホイールが脱落するアクシデントに見舞われました。ピットクルーの懸命な修復作業により、60号車は残り20分でレースに復帰し、GTPクラス6位でチェッカーフラッグを受けました。

10号車は12時間かけて行われたレースの残りあと20分というところまでトップを争いましたが、多重クラッシュに巻き込まれ、リタイアを喫しました。GTクラスのグループを切り抜けようとするなか、7号車Porsche Penske Motorsportのマチュー・ジャミネットがフィリペ・アルバカーキの駆る10号車に接触してグリーンに押し出され、コースに戻ったところで再び2台がクラッシュし、他のマシンも次々に巻き込まれるという状況に。幸いにも、大きなケガを負ったドライバーはいませんでした。10号車はそこでレースを終えることとなりましたが、クラス4位を獲得しています。

2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦となるアキュラグランプリ・オブ・ロングビーチは、4月14日から16日にかけて南カリフォルニアで開催されます。