Race
IMSA 2025
Round 6

ワトキンス・グレン6時間レースでAcura MSR60号車が優勝

us Watkins Glen International

6月22日(日)、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第6戦がワトキンス・グレン・インターナショナルで開催されました。先月に開催された第5戦デトロイト・グランプリに続き、今大会でもAcura Meyer Shank Racing with Curb Agajanian(MSR)が勝利を飾り連続優勝。今回優勝を果たしたのはコリン・ブラウン/トム・ブロンクヴィスト組の60号車でした。

ワトキンス・グレン6時間レースでAcura MSR60号車が優勝

・コリン・ブラウン/トム・ブロンクヴィスト組の60号車が優勝
・ニック・イェロリー/レンガー・ファン・デル・ザンデ/太田格之進組の93号車は6位フィニッシュ


6時間の耐久レースでしたが、3番グリッドからスタートしたブラウンの60号車は序盤にアクシデントに見舞われ、7番手に後退しました。先の読めない悪天候の中、突然の激しい雨で路面が滑りやすくなっているところに、ワイパーの不調が追い打ちをかけるかたちとなりました。しかし、路面が徐々にドライになったため、ライバルより早めにスリックタイヤに交換したことがいい結果に結びつきました。

ブラウンはその後4番手まで追い上げて、チームメートのブロンクヴィストにバトンタッチ。ブロンクヴィストは見事なオーバーテイクを重ねて3番手に浮上し、最後の1時間でベストポジションにつけました。残る数分で、前を走る2台が給油のために最後のピットストップをこなす必要があった中、チームの燃料戦略が功を奏し、最終ラップで60号車がトップに浮上。そして、2023年に3位表彰台に立ったブラウン/ブロンクヴィスト組が今年は優勝を果たしました。

一方、姉妹車93号車をドライブするレンガー・ファン・デル・ザンデは2戦連続のポールポジションからのスタートを切り、スティントを通してトップ3をキープしました。残り4時間の時点で競争力のあるポジションを維持して太田格之進にバトンタッチ。太田にとっては今年の1月のデイトナ24時間レース以来、ARX-06をドライブする2度目のレースでしたが、2番手をキープし続けました。

最終スティントを担当したニック・イェロリーは3番手でコースに戻り、大胆なオーバーテイクで2番手に再浮上しますが、最後の数分で燃料補給のためのピットストップを余儀なくされ、6位でフィニッシュしました。

今大会でのAcuraの優勝により、この週末、HRC USはIMSAとインディカー・シリーズの両方でポールポジション獲得と優勝を果たしました。


Tom Blomqvist
Tom Blomqvist 60
Acura Meyer Shank Racing with Curb Agajanian #60
MSR、HRC、Acuraの全員にとってすばらしい結果でした。戦略にコミットし、予測しづらいコンディションをいい方向に変えて優勝に結びつけられたのは見事でした。戦略を実行することができて、自分の仕事にも本当に満足しています。また、チームの仕事ぶりには本当に感激しています。燃料については大きな目標を掲げていましたが、そのおかげでライバルにはできなかったことを達成できました。皆さんの努力を心から誇りに思います。状況があまりいいとはいえず序盤にはミスもありましたが、最後に優勝できるよう与えられた機会を最大限に活かしました。コリンと懸命に取り組んだクルー全員にふさわしい結果です。前戦は93号車が優勝し、今回は私たちも優勝できました。レースを重ねるごとにどんどんよくなっているので、さらに上を目指したいです。

Colin Braun
Colin Braun 60
Acura Meyer Shank Racing with Curb Agajanian #60
すばらしい結果でした。Acura、HRC、MSRの全員をとても誇りに思います。どのように優勝を勝ち取ったのかがはっきりと分からない状況でした。しかし、最後はまとまり、トム・ブロンクヴィスト選手のパフォーマンスだけでなく、MSRのスタッフもピットストップですばらしい仕事ぶりを発揮し、スタンドにいる観客の皆さまも最後の最後まで全力を尽くして応援してくれました。とにかくすばらしい一日で、素直にうれしいです。

Kakunoshin Ohta
Kakunoshin Ohta 93
Acura Meyer Shank Racing with Curb Agajanian #93
マシンがすばらしく、レースを通していいペースをキープできました。優勝、あるいは少なくとも表彰台を狙えるチャンスもありましたが、ついてない時もあるものです。残念ながらチェッカーまであと少しのところで発動されたフルコースイエローによって状況が大きく変わりました。何台かは給油せずにゴールを目指しましたが、私たちはフィニッシュ直前でピットストップしなければなりませんでした。後で燃費データを確認する必要があります。自分が走ったスティント自体はとても好調でしたし、チームメートはすばらしい仕事をしてくれました。このチャンスをいただけたことに、Honda、Acura、MSRに感謝します。HRCのサポートにも感謝しています。ドライバーとしての私自身の成長にとって重要な要素であり、彼らとともにこの経験ができるのは、とてつもなく価値があります。

Nick Yelloly
Nick Yelloly 93
Acura Meyer Shank Racing with Curb Agajanian #93
最後の2、3時間を担当し、6位フィニッシュでした。もう少し周回をこなすための燃料が足りず、残念です。限界までプッシュするのが私たちのレースですが、今日はうまくいきませんでした。一方で、違う戦略を採用した60号車は優勝できました。Acuraの連続優勝が叶い、マニュファクチャラーズタイトル獲得に向けていい結果を残せました。トップ争いから6位への後退は残念でしたが、モータースポーツとはそういうものです。数週間後に開催されるロードアメリカで復活したいです。

Renger van der Zande
Renger van der Zande 93
Acura Meyer Shank Racing with Curb Agajanian #93
スピードがすばらしかったです。60号車が優勝できて、とてもとてもうれしいです。これまでは優勝できず、ほとんどのレースで2位か3位以内だったのでほろ苦い思いでした。同時にAcuraが今季2度目の優勝を果たすことができて、チームを誇りに思います。この優勝を祝いつつ、今日のことを振り返りたいと思います。

David Salters
David Salters -
President, HRC US
ポールポジション獲得に優勝と、再び活躍してくれました! いつものことですが、これはすばらしいチームワーク、そして優秀なスタッフのおかげです。優秀なドライバーとチームメンバーに恵まれています。今シーズンは6レースを終え、本来の実力を発揮しつつあります。すばらしいウイークエンドでしたが、まだまだプッシュし続けなければなりません。HRCとMSRの全員に敬意と感謝を表します。いい数週間でした。皆さんありがとう、そして引き続き頑張りましょう。


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