Race
IMSA 2023
Round 5

ワトキンス・グレンでAcuraが表彰台を飾る

us Watkins Glen International

ワトキンス・グレンで開催された2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー第5戦決勝にて、Meyer Shank Racing w/ Curb Agajanian(以下、MSR)の60号車Acura ARX-06が3位表彰台を獲得しました。

ワトキンス・グレンでAcuraが表彰台を飾る

ワトキンス・グレン・インターナショナルにて「セーレン・6アワーズ・オブ・ザ・グレン」の6時間にわたるレースが開催され、MSRのトム・ブロンクビストとコリン・ブラウンが健闘の末3位を獲得しました。

ハイブリッドプロトタイプのGTPクラスでは競合する4メーカーそれぞれが立ち替わりレースをリードする中、ブロンクビストとブラウンがドライブする60号車 MSR Acura ARX-06は3度トップに立ち健闘しました。

最後のピットストップ後ブロンクビストは4位に浮上。今季2度目の勝利を挙げるためプッシュしましたが、レース残り5分を切ったところでGTDクラスのクラッシュにより黄旗が提示されたため、今季2度目の勝利へのチャンスを失ってしまいました。

レースはセーフティカー先導のもと終了し、60号車は4位でチェッカーを受けました。しかし、レース後の車検で優勝した6号車Porsche Penske Motorsportにスキッドブロック違反が判明し、GTPクラス9位に降格となったため、正式結果で60号車は3位へと繰り上げになりました。

3番グリッドからスタートした10号車Konica Minolta Acura ARX-06は、ルイ・デレトラズがステアリングを握る中、左フロントタイヤの交換のため予定外の早めのピットストップを行いました。

レース2時間30分を過ぎたところで、ホイールの緩みが原因でセカンドドライバーのフィリペ・アルバカーキはスローダウンを余儀なくされ、ピットインを行いました。最後のスティントを担当したリッキー・テイラーはリカバリーを試みましたが、ブレーキトラブルによりレース残り40分のところでリタイアとなりました。


Colin Braun
Colin Braun 60
Meyer Shank Racing w/Curb-Agajanian
3位表彰台というすばらしい結果になりました。よい結果が期待されていた中、Meyer Shank Racing、Acura、HPDの皆はすばらしい仕事をしてくれました。レースペースもよかったと思います。一人一人がこの1週間通して懸命にがんばった努力をとても誇りに思います。6時間の耐久レースを成し遂げることは単純ではなく、チームやドライバー、そして戦略的にも厳しく容易ではありませんでした。僕たちは十分に上位争いができていたので、この調子で進めていければよい風向きになると期待しています

Filipe Albuquerque
Filipe Albuquerque 10
Konica Minolta Acura ARX-06
とても残念でなりません。細かいトラブルが続き、僕たちのレースではなかったようです。マシンは本当に速かっただけに、残念な結果になってしまいました。まずホイールの緩みという予想外の現象が起きてしまいました。通常、ホイールの緩みはピットストップ後に発生してしまうものですが、今回はスティントの3分の2が過ぎたころに起こってしまったのです。そしてピットレーンの入り口に差し掛かったタイミングで外れそうになってしまったので、外れないようにゆっくり走り、ピットに向かうのに時間がかかってしまいました。その後リッキー(テイラー)がリカバーしようとしましたが、ブレーキトラブルが発生してしまいました。このようなトラブルが起こったレースは初めてです。レースにトラブルはつきものですが、速く走れていたこのタイミングで起こってしまい残念です。

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