ワトキンス・グレン・インターナショナルにて「セーレン・6アワーズ・オブ・ザ・グレン」の6時間にわたるレースが開催され、MSRのトム・ブロンクビストとコリン・ブラウンが健闘の末3位を獲得しました。
ハイブリッドプロトタイプのGTPクラスでは競合する4メーカーそれぞれが立ち替わりレースをリードする中、ブロンクビストとブラウンがドライブする60号車 MSR Acura ARX-06は3度トップに立ち健闘しました。
最後のピットストップ後ブロンクビストは4位に浮上。今季2度目の勝利を挙げるためプッシュしましたが、レース残り5分を切ったところでGTDクラスのクラッシュにより黄旗が提示されたため、今季2度目の勝利へのチャンスを失ってしまいました。
レースはセーフティカー先導のもと終了し、60号車は4位でチェッカーを受けました。しかし、レース後の車検で優勝した6号車Porsche Penske Motorsportにスキッドブロック違反が判明し、GTPクラス9位に降格となったため、正式結果で60号車は3位へと繰り上げになりました。
3番グリッドからスタートした10号車Konica Minolta Acura ARX-06は、ルイ・デレトラズがステアリングを握る中、左フロントタイヤの交換のため予定外の早めのピットストップを行いました。
レース2時間30分を過ぎたところで、ホイールの緩みが原因でセカンドドライバーのフィリペ・アルバカーキはスローダウンを余儀なくされ、ピットインを行いました。最後のスティントを担当したリッキー・テイラーはリカバリーを試みましたが、ブレーキトラブルによりレース残り40分のところでリタイアとなりました。