Race1
IATC 2025
Round 5
荻原と池上が接触、ダキューガンがキャリア初優勝を奪取
フィリピン人ライダーが初勝利を挙げた一方で、タイトル争い有力候補の2人が最終ラップ最終コーナーで接触しました。

マンダリカで行われたイデミツ・アジア・タレント・カップ初戦は、劇的な展開となりました。タイトルを争う荻原羚大と池上聖竜が、最終コーナーで激しく接触。両者ともグラベルに飛び出し完走できなかったため、両者のポイント差に変動はありません。この混乱を制したアルフォンシ・ダキューガンがクラス初優勝を飾り、ポールポジションからスタートした松山遥希と飯高新悟が表彰台に続きました。
序盤はダキューガンがレースをリードしたものの、2回のロングラップペナルティを消化しなければならず、順位を13番手まで落としました。その後、ティーリン・フレミング、松山、飯高、荻原、池上らが激しく順位を入れ替える中、終盤3周でダキューガンがトップに返り咲き、勝負の行方は最終ラップへ持ち込まれました。第16コーナーで2番手から果敢に仕掛けた荻原が一時トップに立つも、立ち上がりでワイドに膨らんでしまいます。その隙を突いて池上が第17コーナーで先頭を奪い返すと、最終コーナーで荻原が積極的なオーバーテイクを試みるも、同胞ライダーに激突。揃ってグラベルに飛び出し、レースを完走できませんでした。混乱をくぐり抜けたダキューガンが、フィリピンにとって初となるアジア・タレント・カップ勝利をもたらしました。
明日のレース2では、荻原にタイトル獲得のチャンスが残されています。スタートは現地時間9時35分を予定しています。
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