セパンで再び荻原が無敵ぶりを発揮、表彰台争いが白熱
バドリー・アヤトゥーラが今季初の表彰台を獲得、池上は5戦連続で2位をキープしました。

セパンのレース1では、荻原羚⼤が再び独走し、開幕から5連勝を達成しました。序盤から一気に抜け出して後続を引き離し、最終的には2位に6.785秒差をつけてフィニッシュ。2025年シーズン開幕から続く快進撃を継続しました。一方、白熱したのは2位争い。池上聖竜とバドリー・アヤトゥーラが激しく順位を入れ替えながらラップを重ね、接近戦を展開しましたが、最終的には池上が再び粘りを見せ、5戦連続の2位フィニッシュを飾りました。アヤトゥーラは3位でフィニッシュし、今季初の表彰台を手にしました。
その後方では、ノプルットポン・ブンプラウェが追走集団を抜け出して4位に浮上。飯高新悟と松山遥希との三つ巴バトルを制しました。さらに後方では、アーチー・シュミットとアルフォンシ・ダキューガンがトップ10入りを果たし、タナチャット・プラトゥムトーンも前日の予選でのクラッシュから立て直して12位でチェッカーを受けました。マレーシアで残るはあと1戦。問われるのはただひとつ ─「荻原を止められる者は現れるのか?」
名勝負となったセパンのレース2:勝者は変わらず、しかし全く異なるレース展開に
5名のライダーによる接戦が繰り広げられ、2025年シーズン最高のレースを演出しました。
荻原羚⼤が開幕6連勝を決めましたが、今回は一筋縄ではいきませんでした。レース2は混戦となり、荻原は終盤の数周で全力を振り絞る展開に。ラスト数周に繰り広げられた5台による息詰まるような優勝争いの末、荻原は池上聖竜を0.087秒差で振り切って勝利を手にしました。ホールショットを奪って大半の周回でトップをキープしたのは池上。レース1よりも力強く自信に満ちた走りを見せました。荻原はぴたりと池上の後ろにつけながらも抜きどころを見つけられず、勝負は最後の数コーナーまでもつれ込みました。
後方では、バドリー・アヤトゥーラ、アルフォンシ・ダキューガン、そしてルーキーの松山遥希が白熱のバトルを展開しました。アヤトゥーラとダキューガンは何度も接触ギリギリの攻防を展開しながら、トップ2台を猛追。残り5周の時点では、5台がフルスロットルで勝利を目指しました。
一時はダキューガンがトップに立つ場面もありましたが、勝負所で抜け出したのはやはり荻原。彼は最終ラップで再び首位に立ち、そのまま逃げ切って薄氷の6連覇を達成しました。アヤトゥーラは優勝と0.262秒の差で3位に入り、2戦連続の表彰台を獲得しました。そしてダキューガンと松山が続き、トップ5は0.865秒以内にひしめく大接戦となりました。アダム・ダニエルとティーリン・フレミングは15コーナーで早々にリタイアし、グエン・フー・トライには危険走行によりロングラップペナルティが科されました。
パーフェクトシーズンが続く萩原ですが、これは明らかに警告でしょう。ライバルたちの追い上げも本格化しています。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/











