Race1
IATC 2025
Round 1

2025年シーズン、タイで荻原 vs 池上が熱戦に火をつける

th Chang International Circuit

日本人デュオがブリラムで素晴らしいバトルを展開。ブンプラウェは母国のファンの前でデビュー表彰台を獲得しました。

2025年シーズン、タイで荻原 vs 池上が熱戦に火をつける

昨シーズンのランキング2位である荻原羚⼤は、2025年シーズンを最高の形でスタートしました。彼は見事なディフェンスを見せ、同じく日本人ライダーの池上聖竜をわずか0.054秒差で抑えて勝利を飾りました。レース1はまさに両者による名勝負となりました。ノプルットポン・ブンプラウェはレースの大半でトップ2に食らいつく走りを見せましたが、最終的には2秒差で堂々たる3位を獲得。母国タイのファンを大いに沸かせる表彰台獲得となりました。

オープニングラップの9コーナーで多重クラッシュが発生し、レースは赤旗中断。その後、周回数を10周に短縮して再スタートが切られました。再スタート後も同じような展開となり、レース序盤から荻原 vs 池上のバトルが繰り広げられました。唯一、2周目以降もトップ争いに食らいついたのはブンプラウェだけでした。

しかし、タイ人ライダー、ブンプラウェにとって優勝の望みは終盤に薄れ、25ポイントをかけた日本人2名による壮絶なブリラム決戦が繰り広げられました。レース最終周、荻原は4コーナーまでトップをキープしました。ここで池上が仕掛け、高速の右コーナーでインから鮮やかにオーバーテイク。しかし、7コーナーで再び荻原が巻き返します。池上も8コーナ―で反撃を試みますが、わずかにワイドに膨らんでしまい、その隙を突いて荻原が再び前に出ました。

そこからは荻原がそのままフィニッシュラインまで先頭を死守。結果、わずか0.1秒未満の僅差で荻原が優勝を飾り、池上が2位。3位には、地元ファンの声援を受けたブンプラウェが入賞し、ATC初の表彰台を獲得しました。

後半のペースが光った松山遥希が4位、アルフォンシ・ダキューガンとバドリー・アヤトゥーラそれに続きました。インドのサルタク・チャバンは7位を獲得。ネルソン・カイロリ、タナチャット・プラトゥムトーン、ティーリン・フレミングがトップ10入りを果たしました。


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