Race1
IATC 2024
Round 5

ラマディパ、0.009秒差でブリラムの接戦を制し、タイトル争いは続行

th Chang International Circuit

タイでは手に汗握る勝負が繰り広げられ、三谷が2024年初めて表彰台を逃す結果となりました。

ラマディパ、0.009秒差でブリラムの接戦を制し、タイトル争いは続行

キアンドラ・ラマディパがブリラムのレース1で劇的な勝利を飾り、選手権争いは最終3レースに持ち越されることになりました。このインドネシア人ライダーは、今季2度目の勝利を6人のライダーによる優勝争いの末に手にしました。高平理智が重要な2位を獲得、3位には荻原羚⼤が入りました。一方、三谷然は5位に終わり、ポイントリードは62に縮小。残り75ポイントをかけて争います。

ポールポジションからスタートした荻原がホールショットを奪いましたが、スタート直後から首位と表彰台圏内のポジションが周回ごと、コーナーごとに目まぐるしく入れ替わる展開に。序盤の数周後、荻原と三谷が集団を引き離そうとするも、タイのスター選手キアティサック・シンハポンが高平とファリス・ハフィを連れ立ち日本人デュオを追い上げ、その試みは阻止されました。

この時点でラマディパはトップ5から1秒以上遅れていましたが、先頭の5人が競り合う中、集中力を高め、レース終盤でトップ集団に加わりました。そして、勝負の行方は誰にも分からない状況に。最終ラップに突入した時点では、荻原が三谷を抑えていたものの、三谷は3コーナーで首位に浮上しました。

しかし、それも長くは続きませんでした。三谷は数コーナーで1位から5位に後退し、11コーナーを抜けたところで、ランキング2位の高平が先頭に立ちました。高平が防御的なラインを取ると、荻原、三谷、ハフィは最終コーナー手前で芝生に追いやられる事態に。幸いにも全員が転倒を免れ、12コーナーを抜けて先頭に立ったのはラマディパでした。高平はラマディパの後ろ0.009秒差でフィニッシュラインを越え、2位に。荻原は3位となり、地元のヒーロー、シンハポン、三谷、ハフィをわずか0.1秒以内の僅差で抑えて表彰台を確保しました。

その3秒後方では、7位争いが激しく繰り広げられ、アルフォンシ・ダキューガンが制しました。8位にはリッキー・ヘンリーが入り、池上聖竜とアーチー・シュミットが続いてレース1のトップ10を締めくくりました。

壮絶なレースでした。三谷のチャンピオン確定は持ち越されましたが、日曜日に再びチャンスが訪れます。三谷のリードは62ポイントで、タイ大会終了時点で50ポイント以上の差を残していれば、チャンピオンが確定します。果たして三谷の夢は叶うのか、それとも勝利の行方はマレーシアに持ち越されるのか。現地時間9:45からYouTubeで配信されるレース2をお見逃しなく。


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