Race2
IATC 2024
Round 3

0.016秒差で決着:荻原がインドネシア大会のレース2で劇的勝利を果たす

id Pertamina Mandalika Circuit

荻原がイデミツ・アジア・タレントカップ(IATC)で初の勝利を果たしました。写真判定でトップ3が0.017秒差以内という接戦となりました。

0.016秒差で決着:荻原がインドネシア大会のレース2で劇的勝利を果たす

インドネシア大会のレース2で、荻原羚⼤が激しい勝利争いの末、IATCでの初優勝を果たしました。荻原は、ゴールラインまで三谷然、高平理智と僅差で走っていましたが、写真判定でそれぞれ0.016秒、0.017秒の差で勝利しました。2024年にまた素晴らしいレースが繰り広げられました。

レース1と同様、ホールショットを取ったのは荻原でした。荻原は三谷、高平、池上聖⻯らと共に良いスタートを切り、日本人ライダー4人が序盤でトップに立って、レースをリード。その後数周で、ファリス・ハフィもトップ争いに加わり、レース1と同様にキアティサック・シンハポンも追い上げを見せました。

トップ6は激しくポジション争いを繰り広げ、何度もオーバーテイクが発生。その後トップ争いは7名に増え、印象的な活躍を見せたアルフォンシ・ダキューガンも表彰台争いに食い込みましたが、終盤の最終コーナーで転倒してしまいました。

残り3周のターン10でハフィがミスし、ワイドに膨らんで表彰台争いから脱落。これで優勝争いは5人に絞られ、ファイナルラップに突入しました。高平が荻原と三谷を抑え、勝負は再びターン16とターン17で決まることに。荻原がトップに立つも、ターン16の3コーナー手前で4位にいた三谷が一気に2位に浮上。さらに、三谷はターン17で優勝を狙うオーバーテイクを仕掛けました。三谷は荻原のインサイドに入りましたが、荻原は引かず、二人と高平は身を伏せてゴールラインへのドラッグレースを展開。荻原がわずか0.016秒差で優勝しました。写真判定の結果、三谷が高平を0.001秒差で押さえて、2位を獲得しました。

池上は0.1秒未満の差で表彰台を逃し4位、シンハポンは0.184秒差で5位。ハフィは6位に甘んじましたが、トップ10内では7位争いも激しく、サルタク・チャバンがレヴィ・ルッソと竹本倫太郎を抑えフィニッシュ。ワイルドカードライダーのダヴィノ・ブリターニは、残念ながら最終コーナーで転倒し、タナチャット・プラタムトンが10位を獲得しました。

これでマンダリカでのレースは今年も終了。第3戦も期待を裏切りませんでした。1週間も経たないうちに次の第4戦が日本で開催されます。


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