タイトル獲得に向けてプラタマが再び勝利を挙げる
チャーン・インターナショナル・サーキットで行われたイデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)第4戦のレース2で、ヴェダ・エガ・プラタマが小田喜阿門とヂャクレファット・ピューティサンを抑えて優勝し、2023年のタイトル獲得に向けて大きく躍進しました。
レース1の最終コーナーで接触を喫したプラタマはレース2で復活を果たし、6回目の優勝を飾りました。小田喜とピューティサンはそれぞれ2位と3位でフィニッシュし、クラッシュを喫した三谷然と江澤伸哉はリタイアとなりました。
ポールポジションから順調なスタートを切ったプラタマがピューティサンを抑えてホールショットを決めると、1周目から各所で激しいバトルが繰り広げられました。序盤、トップ15は約2秒の僅差でしたが、周回が残りわずかになると、首位集団はプラタマ、小田喜、ピューティサン、三谷、江澤、荻原羚大の6台が構成しました。
残り5周の時点でドラマが展開し、2番手の三谷が第7コーナーを抜ける際にハイサイドで転倒し、三谷のマシンを避けきれなかった江澤もクラッシュを喫しました。両選手とも検査のため医療センターに搬送されました。
三谷と江澤のリタイア後、表彰台争いは5台になり、首位でファイナルラップに突入したプラタマが順位をキープします。第9コーナーと最終コーナーでは小田喜が前に出る場面もありましたが、プラタマがアウト側から攻めて前に出て、今シーズン6回目の優勝を飾りました。小田喜は0.1秒差で2位、ピューティサンは3位という結果でホームレースを締めくくりました。
表彰台を惜しくも逃した荻原と高平はそれぞれ4位と5位、ファリス・ハフィ、マリアノス・ニコリス、ファレス・プトラ、レイカット・ファディラ、ハマド・アル・ソーシがトップ10入りを果たしました。
プラタマがタイトル獲得に向けて躍進した第4戦が幕を閉じ、第5戦はマレーシアで開催されます。