レース1はプラタマが小田喜を抑えて4連勝
インドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催されている2023年イデミツ・アジア・タレントカップ(IATC)第3戦のレース1で、ヴェダ・エガ・プラタマが小田喜阿門との大接戦の末、コンマ2秒差でホームレースを制し4連勝を達成しました。三谷然は3位でフィニッシュし、4回目の表彰台を獲得しました。
ポールポジションからスタートしたプラタマはホールショットを決め、序盤から小田喜とのバトルを展開。2周目の第1コーナーでライバルの江澤伸哉と荻原羚大がクラッシュを喫すると、レースはプラタマと小田喜の一騎打ちになりました。
プラタマと小田喜はいずれの周回でもトップ2を譲らず、あと2周のところで何度か順位を入れ替えます。プラタマが第10コーナーでイン側に飛び込むと、ややワイドになったプラタマと並走していた小田喜は行き場を失い、プラタマが0.5秒のアドバンテージをもってファイナルラップに突入しました。
ファイナルラップでも接戦が繰り広げられ、第1セクターと第2セクターで小田喜がプラタマの背後に迫ります。第15コーナーでは小田喜がイン側に飛び込み、プラタマはすぐに反応しますが、第16コーナーでやや後れを取りました。両者は並走し、小田喜がリードする場面も2回ありましたが、プラタマが1位でフィニッシュ。ホームレースで優勝を果たし、小田喜は僅差の2位となりました。
見事な走りをみせたルーキー三谷は、ファリス・ハフィとヂャクレファット・ピューティサンを抑えて3位でフィニッシュしました。そのほか、ホームレースとなったレイカット・ファディラ、マリアノス・ニコリス、ワイルドカード参戦のデクサ・アルメール、高平理智、チェシー・メイランドリがトップ10入りを果たしました。
レース2は現地時間の10月15日(日)9時45分に開始されます。