Race 1
IATC 2022
Round 1

初優勝を狙う江澤伸哉が、三つ巴のレース1を勝ち抜く

qa Lusail International Circuit

レース1では、3人の日本人ライダーが最終コーナーで三つ巴になり、0.040秒差でルーキーの江澤伸哉が初勝利をあげました。

初優勝を狙う江澤伸哉が、三つ巴のレース1を勝ち抜く

ドーハのルサイル・インターナショナル・サーキットで開催されているIDEMITSU Asia Talent Cupは、2人のルーキーとベテランがフィニッシュ直前まで繰り広げた三つ巴の戦いで幕を開けました。最終的に、江澤伸哉がライバル彌栄郡とわずか0.040秒の差でフィニッシュ。続く小田喜阿門は0.059差の3位でフィニッシュしました。

ポールポジションでスタートしたルーキー小田喜阿門はスタートが好調ではなく、直後の首位グループに順位を落としました。レース序盤、マリアノス・ニコリス(オーストラリア)、ケビン・キンタル(インド)、 アアン・リスワント(インドネシア)が順位を落とし、他のライダーもタイムをロスする波乱がありましたが、ライダー全員に問題はなく、首位グループではし烈な戦いとなりました。

エミル・イズダル(マレーシア)がクラッシュ、ヴェダ・エガ・プラタマ(インドネシア)とターナット・ラオーングプリオ(タイ)がもつれ合ってしまい、順位の入れ替えがあるかと思われましたが、トップ集団が持ち直しました。しかし、さらに新たな波乱があり、カーター・トンプソン、若松怜、タナコーン・ラカーン(タイ)がクラッシュしてトップ集団から脱落し、表彰台を狙うライダーが一握りになったところでハキム・ダニッシュ(マレーシア)にビッグチャンスが訪れ、最終的に小田喜阿門、彌榮郡、江澤伸哉の三つ巴の戦いとなりました。

最終コーナーで彌榮郡が小田喜阿門をインサイドから攻めてルーキーを引き離しますが、結果として両者にとって足かせとなりました。江澤伸哉はスムーズにホームストレートに入って追い上げ、彌榮郡と小田喜阿門は江澤伸哉のスリップストリームに入る形でのフィニッシュとなりました。2022年IATC開幕戦レース1は江澤伸哉が勝利をあげてポイントを獲得し、彌榮郡は小田喜阿門と僅差で2位フィニッシュとなりました。

レース序盤のクラッシュ、ハキム・ダニッシュにとってのビッグチャンスのあと、争いはハキム・ダニッシュと"カタールのワイルドカード” ハマド・アル・ソーシとの戦いになり、ハマド・アル・ソーシがハキム・ダニッシュに0.015秒の僅差をつけてホームレースをフィニッシュしました。

ファリス・ハフィ(マレーシア)が6位、序盤に攻めたものの波乱に巻き込まれたタイのルーキー、ヂャクレファット・ピューティサンが7位でそれぞれフィニッシュしました。8位のレイカット・ファディア(インドネシア)に続き、トップ10を争うファレス・プトラ(マレーシア)がディアンドラ・トリハルディカ(インドネシア)と僅差でチェッカーフラッグを受けました。


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