Race 1
IATC 2022
Round 3

江澤伸哉がハキム・ダニッシュを退けて優勝し、ポイントリーダーへ

jp Mobility Resort Motegi

モビリティリゾートもてぎで開催されたイデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)で日本人ライダーが勝利を手にしました。

江澤伸哉がハキム・ダニッシュを退けて優勝し、ポイントリーダーへ

モビリティリゾートもてぎで開催されたMotoGPの併催となるIATC第3戦で、ルーキーの江澤伸哉がライバルのハキム・ダニッシュを破り、今シーズン2度目の優勝を飾りました。ペースが遅れたハマド・アル・ソーシは0.328秒差で惜しくも3位という結果となりました。

今シーズン2度の勝利を果たしているポールシッターの彌栄郡は、セカンドローのカーター・トンプソンとともにすばらしいスタートを切りましたが、序盤の11番コーナーで両者が接触。トンプソンからの追い上げから守ろうとした彌栄のブレーキが遅すぎたために、トンプソンがクラッシュしましたが、ケガはありませんでした。接触は彌栄の原因というジャッジが下り、ロングラップペナルティーが科せられてレースは再開しました。

優勝を狙う江澤、ダニッシュ、若松怜、ヂャクレファット・ピューティサンの集団をアル・ソーシが追うなか、彌栄はロングラップペナルティーから素早い持ち直しを見せました。一人ずつ順調に集団を抜いてペナルティーによる戦いを切り抜け、力強くプッシュしていたものの、9番コーナーを通過した先には、優勝争いの5人のライダーが戦いを繰り広げていました。

前方のグループはダニッシュ、江澤、若松、ピューティサン、追い上げるアル・ソーシの5人になり、アル・ソーシはいよいよ終盤というところで最後の追い上げを見せますが、江澤がダニッシュとアル・ソーシを抑えてフィニッシュとなりました。8番コーナーを通過する際のミスでタイムをロスしたダニッシュは最後のセクションでアドバンテージを残していたものの、江澤がわずか0.061秒の差で優勝を勝ち取りました。

後半追い上げたアル・ソーシは3位でフィニッシュし、カタールでの開幕戦以来、今シーズン2回目の表彰台登壇を果たしました。若松とピューティサンは優勝から1秒以下の差でそれぞれ4位、5位でフィニッシュしました。グリッド最後尾からのスタートとなり、2回のロングラップペナルティーを喫したヴェダ・エガ・プラタマもみごとに持ち直して6位でフィニッシュしました。

小田喜阿門、マリアノス・ニコリス、サンクルン・ラクラン、ファレス・プトラはトップ10入りを果たしました。

物流上の問題でレース2はキャンセルとなりました。次回のレースは1週間後にタイのブリーラムで開催されます。



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