ハキム・ダニッシュがレース1の激戦を制す
マンダリカ・インターナショナル・サーキットで開催されたレース1は、混戦を制したマレーシアのライダー、ハキム・ダニッシュが勝ち取りました。
マンダリカ・インターナショナル・サーキットで開催されているIDEMITSU Asia Talent Cup2022は、マレーシアのライダー、ハキム・ダニッシュがレース1を見事に勝ち取りました。江澤伸哉、レイカット・ファディラとの三つ巴の末、ダニッシュが優勝、ポイントではリードしている江澤伸哉が2位、レイカット・ファディラがホームレースでの3位を獲得、カーター・トンプソンは残念ながら最終ラップでリタイヤとなりました。
前回のマンダリカでのレースで表彰台登壇を果たした彌榮郡が序盤でクラッシュしたため、小田喜阿門、カーター・トンプソン、江澤伸哉の2位争いとなりますが、小田喜のリタイヤ、トンプソンの最終ラップでのハイサイドにより、最終的に江澤とファディラの2位争いとなりました。
小田喜は今回もポールポジションから順調にスタートを切ってリードし、彌榮がダニッシュに2位を奪われました。巻き返した彌榮を再度ダニッシュが抜き去り、これが優勝の決め手となりました。
後を追う小田喜はミスがあり、後方の3人のグループに順位を落とします。その後懸命に取り戻そうとしたものの、クラッシュを喫しました。その結果、江澤はポイントで有利になりましたが、接戦を強いられました。
トンプソンとファディラの対決はレースのハイライトでしたが、トンプソンがリタイヤとなり、ファディラは江澤との2位争いになりました。見事にレース1を制したダニッシュに続き、両者も表彰台を飾りました。
ハマド・アル・ソーシは若松怜とのわずかの差で4位を獲得し、ウエットコンディションでのタフな予選後に大きく躍進しました。タイのターナット・ラオーングプリオは若松と0.5秒差で6位、マリアノス・ニコリスは7位、アアン・リスワントはマレーシアのファリス・ハフィ、エミル・イズダルを抑えて8位、エミル・イズダルはキャメロン・スウェインとのトップ10入りを制しました。
ファレス・プトラとディアンドラ・トリハルディカは最終ラップでクラッシュしましたが、両者ともに無事です。
明日はレース2が開催されます。江澤は首位をキープできるでしょうか?小田喜は巻き返しを図れるでしょうか?あるいはダニッシュがまたもやレース2を制するでしょうか?