Race
FIM CEV Repsol Moto3 2021
Round 5

松山拓磨、アラゴンで10位

es-ct MotorLand Aragón

Asia Talent Teamの松山拓磨がリードグループのままゴール、マリオ・アジはラストラップでクラッシュ。タッチャコーン・ブアシーはオープニングラップ走行中にクラッシュしました。

松山拓磨、アラゴンで10位

Moto3ジュニア世界選手権第5戦が7月25日(日)、スペインのモーターランド・アラゴンで行われました。松山拓磨(Asia Talent Team)は10位入賞。マリオ・アジ(Astra Honda Racing Team)も松山と同じリードグループ内で健闘しましたが、最終ラップ走行中にクラッシュしました。タッチャコーン・ブアシー(Honda Racing Thailand)は、オープニングラップでクラッシュし、レースをリタイアしました。

予選では松山は5番手、アジは11番手、そしてブアシーは12番手でした。オープニングラップ、松山は順位をキープ、アジはすぐに順位を4つ上げました。ブアシーは、コーナーからの立ち上がりでスロットルをワイドに開けた結果、リアのコントロールを失ってクラッシュ、そのままリタイアとなりました。

3ラップ目に入ると、アジはフリー走行中に科せられたロングラップ・ペナルティーを消化、11番手まで順位を下げました。その後、7番手まで追い上げて、セカンドグループの先頭に立ち、リードグループに接近しました。先頭12台で、松山とアジを含めた新たリードグループが形成されますが、アジは最終ラップの第1コーナーに入るときにフロントのグリップを失い、クラッシュしました。松山はグループの中、10位でレースを終えました。

現在の総合ランキングでは、松山は9位、アジは11位、そしてブアシーは25位となっています。次戦、Moto3ジュニア世界選手権の第6戦は、8月22日(日)にスペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催されます。

なお、今回のレースウイーク中に、ヨーロピアン・タレント・カップ開催中の事故でヒューゴ・ミラン選手が亡くなりました。ミラン選手のご家族、友人そしてチームにお悔やみを申し上げます。


TAKUMA MATSUYAMA
TAKUMA MATSUYAMA 32
ASIA TALENT TEAM
今日はいいスタートを切って、トップ5圏内をキープすることができました。最初の数ラップはハイペースで、トップグループについていくのは苦労しましたが、なんとか食らいついて行きました。他のライダーをなかなか追い越せず、難しいレースでした。今回の問題点を解決し、次回のヘレス戦にポジティブな気持ちで挑みたいと思います。ミラン選手のご家族や友人にお悔やみを申し上げます

MARIO SURYO AJI
MARIO SURYO AJI 16
Astra Honda Racing Team
最初の数コーナーで何人ものライダーを抜くことができて、今シーズン自己ベストのスタートでした。ロングラップ・ペナルティーを消化したら、リードグループから引き離されましたが、なんとか距離を詰めることができました。あまりグリップもなく、後ろからの追い上げでしたのでかなり苦労しました。最終ラップでブレーキングが遅れ、フロントタイヤのグリップを失くしてクラッシュしましたが、レース全体としては満足しています。次のレースまで課題をクリアするようがんばります。ミラン選手のニュースを聞き、たいへん悲しく思っています。彼のご家族やチームにお悔やみを申し上げます

Tatchakorn BUASRI
Tatchakorn BUASRI 33
Honda Racing Thailand
最初のラップでミスをしたため、今日のレースは全く満足していません。予選では調子がよく、リードグループについていけるチャンスはあったと思いますが、最初のコーナーでプッシュしすぎて、リアタイヤのグリップを失くし、コースを外れました。今週末のいいところは、木曜日から毎日ポジティブに前進でき、予選でもいい結果が出せたことです。ヒューゴ・ミラン選手が亡くなったことを聞き、悲しく思っています。ご家族や友人にお悔やみを申し上げます



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