マリオ・アジ、バルセロナで勝利まであと一歩
ジュニア・タレント・チームのマリオ・アジ(Astra Honda Racing Team)は、レース1では6位、レース2では他のライダーのミスにより接触しリタイア。松山拓磨(Asia Talent Team)はリタイア/6位、タッチャコーン・ブアシー(Honda Racing Thailand)はレース1で12位フィニッシュしました。
6月13日(日)、スペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットで行われたMoto3ジュニア世界選手権2021年第3戦において、マリオ・アジは両レースとも勝利を目前にしながらも、レース1ではラストラップでほかのライダーからの接触により6位まで後退、またレース2ではクラッシュによってリタイアをしました。松山拓磨はレース1ではトップグループで走行中にクラッシュし、レース2では勝利をわずか1秒以下で逃しました。タッチャコーン・ブアシーは、レース1では12位と健闘。レース2ではポイント圏内で走行中にクラッシュしました。
予選では、ジュニア・タレント・チームのライダーたちは、アジはポールポジション、松山も3位フロントローと、好調な走りをみせました。レース1では、最終ラップまでアジがリードしたものの、4コーナーのみ残すところでほかのライダーにぶつけられ、順位を6位まで落としました。同じくトップグループで走っていた松山は、6ラップ目の10コーナーで転倒。27位スタートのブアシーは、ロングラップペナルティーを消化しながらも、12位フィニッシュと健闘しました。
レース2では、アジと松山はまたしてもトップグループでレースをリード。アジは常にトップタイムを叩き出していましたが、残り3ラップ、5コーナーでほかのライダーのミスによりクラッシュ、そのままリタイアしました。松山は、トップとわずか0.690秒差で7位入賞しました。ブアシーは、27位スタートからポイント圏内まで順位を上げましたが、11周目の5コーナーでフロントが滑り、クラッシュしました。
FIM Moto3ジュニア世界選手権の第4戦は、3週間後の7月1日(木)から4日(日)に、ポルトガルのポルティマオ・サーキットで開催されます。