ポルトガル・エストリルで行なわれた2021 FIM Moto3ジュニア世界選手権の開幕戦で、マリオ・アジは途中で順位を下げながらも4位まで順位を上げ、わずか0.06秒差で表彰台を逃しました。同じくトップグループで戦っていた松山も6位、またブアシーは決勝で確実な成長を見せ、ポイント圏内の15位で完走。好調なシーズンスタートを切りました。
8番グリッドから決勝レースをスタートしたアジは、最初の数ラップはトップグループから引き離されていました。しかし、安定したペースを守り、常にトップ10圏内でレースを組み立て、残り3周でトップグループに追いつきました。勢いに乗っていたアジは数人のライバルを追い抜き、3番手までポジションを上げましたが、最後の最後で抜き返され4位でゴールしました。
松山は、ジュニア・タレント・チームの中ではベストポジションのフロントロー3番グリッドからスタートしました。他のライダーのミスにより、トップを走るライダーたちと距離が空いてしまいますが、中盤からペースアップし、表彰台を狙うポジションまでカムバック。レース終盤の激しい攻防の末、ペースが落ちた松山は6位でフィニッシュしました。
19番手スタートとなったブアシーは、決勝レースでは着実な走りで15位まで順位を上げ、1ポイント獲得しました。スタート後、最初の数コーナーでは混雑に巻き込まれていましたが、ポジションアップを狙ったブアシーはチェッカーフラッグを受けた時にはポイント圏内に入ることができました。
FIM Moto3ジュニア世界選手権の第2戦は、2週間後にダブルヘッダーとしてバレンシア・サーキットで開催されます。
MARIO SURYO AJI
16
Astra Honda Racing Team レーススタートでミスが続き、難しいレースとなりましたが、満足しています。何人ものライダーたちと接触し、タイヤ痕がスーツについてしまいましたが、とにかく落ち着いて、自分のペースを見つけて、前のライダーに追いつくことに専念しました。追いついては追い抜き、の繰り返しでした。最終ラップでは3番手まで上がっていましたが、ストレートで抜き返されました。その部分は残念ですが、ポイント獲得できたことはうれしく、またチームがやってくれた仕事やマシンは、パーフェクトでした。次回のレースでは、今回のミスから学び、さらに上を狙います
レーススタートでミスが続き、難しいレースとなりましたが、満足しています。何人ものライダーたちと接触し、タイヤ痕がスーツについてしまいましたが、とにかく落ち着いて、自分のペースを見つけて、前のライダーに追いつくことに専念しました。追いついては追い抜き、の繰り返しでした。最終ラップでは3番手まで上がっていましたが、ストレートで抜き返されました。その部分は残念ですが、ポイント獲得できたことはうれしく、またチームがやってくれた仕事やマシンは、パーフェクトでした。次回のレースでは、今回のミスから学び、さらに上を狙います
TAKUMA MATSUYAMA
32
ASIA TALENT TEAM いいスタートを切り、マシンのフィーリングもよかったのですが、他のライダーたちがなかなかクレイジーで自分のペースを作れませんでした。そのせいもあって、前を走るトップ2とも距離が開きました。最終的には6番手までカムバックし、前に追いつくことはできました。もっといい結果が出せたと思うので満足はしてませんが、チームのパフォーマンス、マシンのフィーリングは満足しています
いいスタートを切り、マシンのフィーリングもよかったのですが、他のライダーたちがなかなかクレイジーで自分のペースを作れませんでした。そのせいもあって、前を走るトップ2とも距離が開きました。最終的には6番手までカムバックし、前に追いつくことはできました。もっといい結果が出せたと思うので満足はしてませんが、チームのパフォーマンス、マシンのフィーリングは満足しています
Tatchakorn BUASRI
33
Honda Racing Thailand 数週間前に手を痛めて以来、今回初めてマシンに乗りました。今日の結果には満足していますが、フリー走行は改善できるところがあります。今日の目標はポイント獲得で、オープニングラップの第1コーナーで既に19番手からポジションアップできました。他のライダーとの接触があり、追い抜かれました。ポジションを取り戻そうと少しずつペースを上げましたが、楽しく走れました。手の痛みはまだまだありますが、レースに出れたこと、またポイント獲得に関して、満足しています
数週間前に手を痛めて以来、今回初めてマシンに乗りました。今日の結果には満足していますが、フリー走行は改善できるところがあります。今日の目標はポイント獲得で、オープニングラップの第1コーナーで既に19番手からポジションアップできました。他のライダーとの接触があり、追い抜かれました。ポジションを取り戻そうと少しずつペースを上げましたが、楽しく走れました。手の痛みはまだまだありますが、レースに出れたこと、またポイント獲得に関して、満足しています