Race
FIM CEV Repsol Moto3 2021
Round 4

ジュニア・タレント・チーム、3台ともリタイアを喫する不運な週末に

pt Autódromo Internacional Algarve

Moto3ジュニア世界選手権第4戦が7月4日(日)、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われました。ジュニア・タレント・チームのマリオ・アジ(Astra Honda Racing Team)と松山拓磨(Asia Talent Team)、タッチャコーン・ブアシー(Honda Racing Thailand)は、全員がクラッシュに見舞われ完走することができませんでした。シーズンの前半戦が終わった現時点では、マリオ・アジは総合8位、松山拓磨は10位、そしてタッチャコーン・ブアシーは25位です。

ジュニア・タレント・チーム、3台ともリタイアを喫する不運な週末に

フリー走行で苦戦したブアシーは15番グリッドからスタート。アジは18番手、松山は21番手で決勝レースのグリッドに並びました。スタート直後、ブアシーは順位を2つ上げますが、4ラップ目で他のライダーと接触しクラッシュを喫します。その数秒後、アジは他のクラッシュを避けて、コース上に置かれたメディカルバリヤーに当たってリタイア。その時点では松山は20位でしたが、赤旗によりレースが再スタートされることとなりました。

アジのマシンはダメージがひどく、再スタートすることができませんでした。クラッシュによる痛みに耐えながら再スタートに挑んだブアシーも、2ラップ目でミスにより転倒。再度レースに戻りましたが、完走することはできませんでした。松山はポイント圏内での完走を目指しプッシュしましたが、コーナー入り口で他のライダーと接触し、リタイアとなりました。

次戦、Moto3ジュニア世界選手権の第5戦は、7月25日(日)にスペインのモーターランド・アラゴンで開催されます。


MARIO SURYO AJI
MARIO SURYO AJI 16
Astra Honda Racing Team
今日はいいレースができると、自信もモチベーションもありました。最初の3ラップでかなり順位を上げて、チャンピオンシップリーダーも走っていたリードグループに追いつくことができました。力強く走ることができましたが、運悪くコース上のブラインドスポットに置かれたメディカルバリヤーにぶつかりました。ケガをしなかったことはラッキーだと思います。今回のリタイアも自分のミスによるものではなかったので、複雑な気持ちです。表彰台を狙えると確信していたので、次回のレースでは、さらに力を出し、今回のレースで学んだことを活かしながら、このフィーリングをキープするようにがんばります

TAKUMA MATSUYAMA
TAKUMA MATSUYAMA 32
ASIA TALENT TEAM
初日にクラッシュしたため、全力でいいタイムを出すことができず、タフな週末となりました。少し体に痛みがあり、予選でもいい結果が出せませんでした。21番グリッドからスタートして、バイクのフィーリングもよく、他のライダーたちと戦っていましたが、接触してしまいリタイアとなりました。次回のレースはもっといい結果になると思います

Tatchakorn BUASRI
Tatchakorn BUASRI 33
Honda Racing Thailand
最初のスタートではリードグループについていくことができましたが、13位走行中に他のライダーが3コーナーで勝負に出たところで接触がありました。なんとかピットまで戻り、再スタートまでにバイクの修理ができましたが、2ラップ目の5コーナーでブレーキを強くかけすぎたためマシンが浮いて、リアの制御ができずクラッシュしました。レースを続けようと試みましたが、バイクの損傷がひどかったためリタイアとなりました


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