2024年を力強く締めくくる小田喜の復活劇
ジュニア・タレント・チーム(JTT)にとって波乱に満ちた最終日となりましたが、小田喜阿門とファディラ・アディタマ、両選手によるポイント獲得で2024年シーズンを締めくくりました。
JTTはFIMジュニアGP世界選手権の最終戦エストリルで貴重なポイントを獲得し、未来への希望を感じさせる結果を残しました。小田喜阿門は、火曜日に自己最高の予選結果を記録し、それを基にさらなる飛躍を目指していましたが、レース1の7周目でリコ・サルメラとの接触により、競争から脱落。しかし、レース2では見事な走りで挽回を見せて11位でフィニッシュし、このクラスでの自己最高順位を記録しました。1位とわずか3.689秒差の接戦となりました。
一方、ファディラ・アディタマも2024年シーズンを良い結果で締めくくるべく、再びトップ15入りを追求し、レース1でその目標を達成しました。Astra Honda Racing Teamライダーであるアディタマは、フォトフィニッシュの接戦でレオナルド・アブルッツォを僅差で抑え、14位を獲得。このクラスで連続ポイント獲得を果たしました。レース2では惜しくもポイント圏内には届かず17位となりましたが、エストリルでのパフォーマンスから多くのポジティブな収穫がありました。
また、マレーシア人選手のダニアル・シャヒルは、2戦ともに見応えのあるバトルを展開し、その闘志を見せつけました。22歳のシャヒルは、5人グループでの激しい順位争いを繰り広げ、レース1を16位で終えました。レース2では16周にわたる激しいレースの末、アディタマと並んでゴール。最終的にはわずか0.003秒差の18位でゴールラインを通過しました。
Honda Racing Thailandのヂャクレファット・ピューティサンも、最終戦で安定した走りを見せ、来季に向けて貴重な経験を積み重ねました。タイ人ライダーであるピューティサンは、レース1ではシャリルが率いるグループとの差を詰めながら、21位でゴール。レース2では23位で2024年シーズンを締めくくり、終盤で自己ベストラップを記録しました。全体として、2025年シーズンに向けた可能性を十分に示した結果となりました。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/