ジュニア・タレント・チーム、シャヒルが大健闘しアラゴンでトップ10入り達成
ダニアル・シャヒル、ファディラ・アディタマ、小田喜阿門が揃ってポイントを獲得し、モーターランド・アラゴンでのジュニア・タレント・チーム(JTT)にとって充実した週末となりました。
FIM JuniorGP™世界選手権の最終戦を目前に控えた今大会、ダニアル・シャヒルはグリッド8番手からのスタート。3列目からのスタートを活かし、確実にポイントを稼ごうとしていました。開始と同時にシャヒルは華々しいスタートを見せ、1コーナーを抜けた時点で4位に浮上しました。マレーシア出身のシャヒルはトップ10争いに加わり、力強いスピードとレーススキルを披露。最終的に、10位でフィニッシュ。9位との差はわずか0.1秒未満でした。しかし、この結果はエストリルで開催された第2戦以来の自己ベストであり、バレンシアでの最終戦に向けて大きな自信となりました。
シャヒルの2順位後方では、ファディラ・アディタマが再び力強い走りを見せていました。グリッド19番手からのスタートとなったアディタマは、最終ラップで6人のライダーが競り合う集団にいました。アディタマは冷静さを保ちながら集団のトップに躍り出て12位を獲得。これにより、このAstra Honda Racing Teamライダーはシーズン最高位タイの成績を収めました。
同じ集団の中には小田喜阿門もおり、後方からの華麗な追い上げを披露しました。小田喜はグリッド27番手からのスタートで、オープニングラップ終了時には5つ順位を上げました。10周目にはポイント圏内に入り、持ち前の集団戦術を駆使して14位でゴール。シーズン4回目のポイント獲得であり、スタート位置から13ポジション上げてのフィニッシュでした。
ヂャクレファット・ピューティサンにとっては、オープニングラップでの不運な結果に終わりました。グリッド26番手から好スタートを切り、ファディラ・アディタマと並走していましたが、8コーナーでフロントを失って転倒。タイ出身のHonda Racing Thailandのライダーであるピューティサンはリスタートを試みたものの、ポイント獲得には至りませんでした。序盤の走りは好調で、他のJTTライダーと同様の結果を収められる可能性があっただけに、惜しい結果となりました。しかし、レース序盤で力強いパフォーマンスを見せたことは前向きな収穫でした。
11月24日に開催されるサーキット・リカルド・トルモでのシーズン最終戦ダブルヘッダーに向け、短い休息期間を経て、JTTはシーズンを最高の形で締めくくる準備を整えます。
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