ジュニア・タレント・チームは、トップ10フィニッシュで印象的な一年を締めくくる
FIM JuniorGP世界選手権の最終戦となる第7戦は、スペイン・バレンシアのチェステにあるリカルド・トルモ・サーキットで開催されました。多くのジュニア・タレント・チームのメンバーがもっと続けたいと願っており、日曜日ではその粘り強さが前向きな結果をもたらすことを証明し、今シーズンを笑顔で締めくくりました。
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エディー・オシェア(BRITISH TALENT TEAM)は、レース1を11位でフィニッシュ。難しいコンディションの中で行われたレース1は、17周のレース2に向けて重要なデータを得る絶好の機会となりました。オシェアはトップ10圏外という結果でレース1を終えるも、レース2では巧みにトップグループとのギャップを縮めるバトルを展開。レース2を8位でフィニッシュしたオシェアは、ランキング10位を獲得しました。
オシェアの結果とは対照的に、23歳のタットチャコーン・ブーシュリ(Honda Racing Thailand)は、レースでの戦い以外にケガとの闘いもありました。レース1で22番手から16番手まで順位を上げたブーシュリは、第2レースは欠場と、理想とは程遠いシーズンフィナーレとなりました。しかし、ポルティマオで2位表彰台を獲得したほか、4度のトップ10入賞を果たし、2024年のロードレース世界選手権(MotoGP)Moto3クラスへのステップアップに向けた基盤を築くことができたシーズンでもあります。
ファディラ・アディタマ(Astra Honda Racing Team)は、トップ10フィニッシュを狙ったレース2で転倒リタイア。しかし、レース1で13位入賞を果たしたことで重要なポイントを獲得し、最終的にはランキング17位でシーズンを終了しました。2023年は、昨年と比べて2倍以上のポイントを獲得したことよりも、バルセロナで英雄的な勝利を収めて母国インドネシアにJuniorGP初優勝をもたらし、同クラスで14カ国目の優勝国にしたことが記憶に残るでしょう。
そして、ダニアル・シャヒル(ASIA TALENT TEAM)は今季7度目のポイント獲得で今シーズンを締めくくりました。レース1では22位という予想外の結果に終わったシャヒルですが、レース2では安定した走りをみせ、レース1より30秒以上早いタイムを記録。20歳のマレーシア人ライダーにとって、2度のトップ10フィニッシュが今年のハイライトとなり、来シーズンに向けてのいい足がかりとなることが期待されます。
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