アディタマがバルセロナの最終ラップで逆転勝利
ジュニア・タレント・チームは、バルセロナの太陽が照りつける過酷な2レースを戦いました。JuniorGP第5戦は、JTTライダーたちにとっていくつもの難関が待ち受けていましたが、インドネシア人ライダーのファディラ・アディタマ(Astra Honda Racing Team)はレース2ですばらしいパフォーマンスを見せ、JuniorGP初優勝を飾りました。
日曜日の午前中に行われたレース1は、プラクティスと予選の複数のセクターでスロー走行が見つかったため、ジュニア・タレント・チームのライダー4人全員が最後尾グリッドからのスタートとなりました。タイ人ライダーのタットチャコーン・ブーシュリ(Honda Racing Thailand)は10位でフィニッシュ、エディー・オシェア(BRITISH TALENT TEAM)は12位を獲得しました。ダニアル・シャヒル(Asia Talent Team)は15位で最終ポイントを獲得し、アディタマは18位でした。
レース2では、アディタマが終盤に優勝争いを繰り広げるライダーたちの先頭に躍り出ました。最終コーナーでデビッド・アルマンサ(KTM)に引き離され、0.005秒差でチェッカーを受けましたが、アルマンサのコースリミット違反によりアディタマが優勝。オシェアも優勝争いに加わり、好ペースを見せましたが、終盤でリタイアしました。ブーシュリとシャヒルは完走できませんでした。
優勝したアディタマは、総合ランキング20位から一気に16位にアップ。ブーシュリはランキング10位をキープしましたが、オシェアは11位から12位に後退しました。
ジュニア・タレント・チームはこれより、次戦アラゴン大会(10月6日~8日)に向けて長い夏休みに入ります。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/