Japanese FIA F4 2025

MCS4-24

MCS4-24

日本のFIA-F4選手権は、主要構成部品を国内企業が開発・生産した車両をワンメイクで使用していることでも知られています。

「第1世代(Gen 1)車両」は、2015年のシリーズ初年度から2023年までの9年間にわたり使用され、シリーズを支えてきました。しかし、近年の安全性要求の高まりを受けて、FIAが主導し、「第2世代(Gen 2)車両」への移行が推進されました。これを受け、2024年から新たに東レ・カーボンマジック社がワンメイクシャシーMCS4-24を開発・供給し、エンジンは引き続きトムスが供給するものの、20馬力パワーアップしたトムスTMA43エンジンが新たに供給されることとなりました。

第1世代車両と第2世代車両は、いずれもエントリーフォーミュラ用として高いパフォーマンスを発揮しつつ、FIAのコストキャップ規定に準拠しており、参戦費用の抑制にも大きく貢献しています。

また、FIA-F4選手権では、コントロールタイヤとしてダンロップが供給されており、全車が同じシャシー、エンジン、タイヤで競います。これにより、ハードウェア面での高いイコールコンディションが保たれ、若手ドライバーの技量がレースの結果に大きく影響を与えることとなっています。


シャシー
MCS4-24 

全長

4,795mm

全幅 

1,750mm(タイヤ間)

全高

950mm(ROLL HOOP)

ホイールベース

2,820mm

トレッド(Front) 

1,510mm

トレッド(Rear)

1,470mm

車両重量

637kg/647kg(ドライバー含む。チャンピオンクラス/インディペンデントクラス)

サスペンション

4輪ダブルウィッシュボーンインボードタイプ+前後スタビライザー

ホイール(Front)

13″×8J

ホイール(Rear)

13″×10J

タイヤ(Front)

195/550 R13

タイヤ(Rear)

240/570 R13

エンジン
トムス TMA43 

エンジン形式

TMA43

エンジン仕様

自然吸気

排気量

1,987cc

ボア×ストローク

80.5×97.6mm

エンジンオイル

ペトロナスSYNTIUM 7000 0w-40

ギアボックス
戸田レーシング製
6速シーケンシャルギアボックス パドルシフト付き