レース1
2021年FIA-F3選手権第6戦のレース1が、現地時間午前10時35分にスタートしました。前日に引き続き好天で、気温15℃、路面温度20℃のコンディションです。
岩佐歩夢は2列目4番手からスタート。スタートダッシュを決めて、最初のコーナーでアウト側からポジションを上げて3番手となりました。ストレートが短く、コース幅も狭いために追い抜きが難しく、レースはスタート直後から1列状態になります。レース序盤、前を行く2台のトップ争いが激しくなり、岩佐はタイヤマネジメントに気を配りながら、3番手をキープしてレース後半に向けてチャンスを伺います。
レース後半の16周目、後続にアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されました。セーフティカーの先導走行は5周にわたり、21周目にレースが残り4周で再開されました。再開直後、岩佐はポジションアップを狙って前車を攻めて横に並びましたが、追い抜くには至らず、そのスキをつかれて後続が迫ります。ギリギリで3番手を死守した岩佐は、ポジションを守りきって3位でフィニッシュ。今シーズン2回目の表彰台を獲得しました。
レース2
レース2は午後6時15分に開始。レース1で3位になった岩佐は、リバースグリッドにより5列目10番手からのスタートです。スタートで出遅れた岩佐はポジションを落とし、1周目を12番手で終えました。3周目、クラッシュしたマシンが出てセーフティカーが導入されます。6周目にレースは再開され、再開直後の第1コーナーでオーバーテイクを試みて激しいポジション争いとなった岩佐は、コースアウトを喫して最後尾までポジションを落としました。マシンにダメージを負った岩佐は緊急ピットイン。その後コースに戻りましたが、次の周に再びピットに戻り、そのままリタイアとなりました。