Race3
FIA Formula3 2021
Round 4

岩佐、波乱のウエットレースを12位でフィニッシュ。第4戦を終えてランキング11位をキープ

hu Hungaroring

2021年FIA-F3選手権第4戦のレース3が、現地時間午前10時45分から行われました。レース前に激しく降った雨により、コースは完全にウエット状態に。ウエットレースが宣言され、フォーメーションラップはセーフティカー(SC)先導で3周にわたって行われ、レース周回は20周となりました。

ローリングスタートでレースは始まり、激しい水しぶきの中、岩佐歩夢は10番手スタートからポジションを上げて、9番手で1周目を終えました。

2周目にクラッシュしたマシンが出てSCが導入され、4周目からレースが再開されます。5周目に先行車がコースオフして岩佐は8番手に浮上。その後、後続から激しくアタックを受けるも、岩佐は懸命にポジションをキープします。レース中盤、雨は完全に上がり、日差しが出始めるコンディションへ変化し、路面も急速に乾き始めました。ところどころドライになった路面により、各車はタイヤに苦しみ始め、岩佐もペースが上がらず後続が迫ります。

レース終盤の17周目、ペースが落ちて後続を抑えきれなくなった岩佐は、3台にパスされて11番手にポジションダウン。18周目にはさらに後続に先行を許し12番手となります。その周に多重クラッシュが発生して再びSCが導入され、レースはSC先導のままチェッカーフラッグとなりました。

岩佐はレース3では入賞を逃してポイントを獲得することはできませんでしたが、レース1とレース2で16ポイントを加算し、シリーズランキング11位を維持しました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
レース3は、始めは完全なウエットで、段々と路面が乾いてコンディションが変わっていく展開でした。フランス戦のときと同じような状況だったので、そのときの反省もあり、タイヤマネジメントに気を使ってレースを進めました。スタートから数周はかなりバランスもよく、周りに比べてペースもよかったのですが、乾き始めてからはタイヤマネジメントに気を使い過ぎてしまい、プッシュするタイミングが遅れてしまったかもしれません。終盤はリアタイヤがオーバーヒートしていてペースを上げられず、数台に抜かれてしまう状況になってしまいました。
これで4戦が終わりましたが、リバースグリッドとはいえ今回優勝できたのは一つの成果だと思います。マシンの面でもドライビングでも、これまでに得たものは多いので、それを残り3戦に活かし、ドライビングの精度をさらに上げて、いいパフォーマンスを出していきたいと思います


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