Race2
FIA Formula3 2021
Round 4

岩佐歩夢がレース1でF3初優勝を達成。レース2は12番手から10位入賞を果たしてポイントを加算

hu Hungaroring

2021年FIA-F3選手権第4戦は、7月31日(土)に2レースが行われ、レース1では岩佐歩夢(Hitech GP)が同シリーズでの自身初優勝を果たしました。

岩佐歩夢がレース1でF3初優勝を達成。レース2は12番手から10位入賞を果たしてポイントを加算

レース1

現地時間午前10時35分にスタートしたレース1は、曇り空の下、気温24℃、路面温度35℃というコンディション。前日の予選で10番手となった岩佐は、上位12台がリバースグリッドとなるレギュレーションにより、2列目3番手からスタートしました。

好スタートを決めた岩佐は、2番手に迫りながらも慎重にレースを運び、3番手をキープして1周目を終えました。追い抜きが難しいハンガロリンクでの戦いは、序盤からほぼ全車が1列に連なり、接近しながらもポジションをキープする展開となります。

8周目、トップのマシンがトラブルで脱落し、岩佐は2番手にポジションを上げました。岩佐は首位との差を1秒前後に保ち、レースは終盤戦に入ります。16周目にマシントラブルでストップしたマシンを回収するため、セーフティカーが導入され、2周にわたって先導走行となります。19周目にレースが再開されると、岩佐は首位に迫ろうとしますが、ペースは上がらず、2番手で22周のレースを終えました。

暫定2位でF3初の表彰台に上がった岩佐ですが、その後優勝者にセーフティカー先導中の走行違反による5秒のタイムペナルティーが科され、岩佐が繰り上がりで優勝。待望のF3初優勝を成し遂げました。

レース2

午後6時05分、気温29℃、路面温度45℃のコンディションでレース2が行われました。レース1の上位12台がリバースグリッドとなるため、レース1で優勝した岩佐は6列目12番手からのスタートです。

好スタートを切った岩佐は、第1コーナーでの位置取りもよく、ポジションを上げることに成功し、1周目を11番手で終えました。レース1同様、レースはすぐに1列で連なる接近した展開になりますが、オーバーテイクは難しく、岩佐はレース終盤まで前後とも1秒以内の差を保ったまま11番手をキープします。

19周目、上位車がドライビングミスで脱落し、岩佐は10番手にポジションを上げてポイント獲得圏内へ。その後も迫る後続を抑えて、岩佐は10位でフィニッシュ。レース1に続いてポイント獲得を獲得しました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
レース1での優勝はとてもうれしく、今後につながる結果だと思います。ただ、実際には周りに比べてペースが足りなくて、マシンバランスがあまりよくなかったので、追い抜きが難しいコースに助けられた面もあると思っています。マシンのバランスがよくないので、その分タイヤへの負荷も大きくなってしまい、終盤はタイヤが厳しい状態でした。そうなることは予想していたので、チームとともにタイヤマネジメントについてはいろいろと話し合っていて、マネジメント自体は問題なくやれていたのですが、それでも最後は苦しくなりました。
レース2は、ユーズド(中古)タイヤでスタートしました。マシンのセッティングも大きく変えて、ドライビングもいろいろ変化を試してみました。トライとしてはよかったと思いますが、やはり周りに比べてペースは欠けていて、マシンのバランスも改善には至りませんでした。
レース3は10番手から新品タイヤでスタートするので、オーバーテイクもアグレッシブにトライしていきたいと思います。少しでもマシンを改善し、ドライビングの課題をクリアにするために、これからエンジニアとミーティングをしっかりやってレース3に臨みます


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