Race3
FIA Formula3 2021
Round 3

岩佐歩夢が見事な追い上げで6位入賞

at Red Bull Ring

2021年FIA-F3選手権第3戦のレース3が現地時間午前11時05分から行われました。天候は晴れ、気温18℃、路面温度32℃とやや低めのコンディション。予選19番手の岩佐歩夢(Hitech GP)は、上位車が1台欠場となり、9列目18番手からスタートしました。

岩佐歩夢が見事な追い上げで6位入賞

スタート直後、ストールして止まったままのマシンをギリギリでかわした岩佐は激しいバトルを展開し、1周目を17番手で終えました。レース序盤から3台から4台での激しいポジション争いが展開され、4周目には18番手に落としたものの、次の周には2台を抜いて16番手に浮上します。その集団から抜け出した岩佐はさらに上位に迫り、6周目、11周目、12周目にオーバーテイクを決めて13番手にポジションを上げました。14周目に上位3台が絡み脱落したことで岩佐は10番手となり、さらにこのアクシデントでセーフティカーが導入されたことで、約2秒開いていた9番手との差が詰まります。18周目にレースが再開され、残り7周の戦いとなりました。

ペースに勝る岩佐は、18周目と21周目に前車を抜いて8番手に上昇。22周目には目の前で争う2台が接触してポジションを落としたためさらに順位を上げて、6位でフィニッシュを迎えました。

スタートから12ポジションを上げた岩佐は6位入賞により8ポイントを加算。3大会連続でポイントを獲得し、トータル23ポイントでシリーズランキングを11位に上げています。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
スタートはレース1ほどよくはなかったですが、その後のポジション取りなどで前に行くことができました。マシンのパフォーマンスはよく、自分のドライビングもレース1、レース2で得たものを活かせたと思います。このコースでは、あまりタイヤマネジメントに気を使わずにプッシュできるので、多くのオーバーテイクもできました。前戦もそうでしたが、レースでは上位争いができる手応えはあるので、予選のパフォーマンスが課題であり、結果から見れば悔やまれる点です。予選とレースのマシンバランスなど、これまでのデータなどを見直して改善し、少なくともシングルで予選を終えられるようにしたいと思います。また、今後はタイヤマネジメントが重要なコースとなるので、それも課題としてうまくアジャストしていかなければならないと考えています。
次のハンガロリンクは、走って楽しそうなコースという印象ですが、まだ実際に走ったことはないので、シミュレーターやデータなどをうまく使うことが重要で、走り始めのプラクティスがとても大切だと思っています


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