レース1
予選で19番手となった岩佐歩夢は、10列目19番手からスタート。好スタートを決めた岩佐はスタート直後に3台をパスし、その後も2台を抜き1周目を14番手で終えました。その後もいいペースを保つ岩佐は、4周目、11周目、17周目に前車をパスし、入賞圏内の10番手までポジションを上げます。さらに終盤の21周目に上位勢が接触で脱落すると岩佐は9番手となり、24周のチェッカーフラッグを受けました。
しかしレース後、オレンジボールフラッグの規定違反で岩佐は失格処分を科されました。予選時から岩佐のマシンの車載カメラにはトラブルがあり、それが解消されない状態であったため、提示されたフラッグを無視したことによる処分であること。この違反はチームの判断であり、ドライバーに責任はないためペナルティーポイントは付かないことが発表されています。
レース2
同日の午後5時45分。気温25℃、路面温度40℃のコンディションの中でレース2が行われました。レース1で失格となった岩佐は、最後列29番手からのスタートとなりました。1周目に27番手にポジションは上げた岩佐は、2周目に上位の2台が接触し脱落したため25番手となります。ペースに勝る岩佐は、6周目、7周目とオーバーテイクを決めて23番手に浮上しました。レース中盤、ポジション争いの激しい上位でアクシデントが多発し、11周目に岩佐は17番手となりました。
レース後半になってもペースよく前車に迫る岩佐は、16周目、18周目にオーバーテイクを決めて15番手浮上。22周目に後続に抜かれて16番手にポジションを落としましたが、23周目に上位車がトラブルでストップすると、再び15番手となりました。そのまま15番手でフィニッシュした岩佐は、レース後には上位車のタイムペナルティーにより繰り上がり、14位となっています。