Race2
FIA Formula3 2021
Round 3

岩佐、レース1は9番手フィニッシュも失格。レース2は最後列からスタートし14位まで追い上げをみせる

at Red Bull Ring

2021年FIA F3選手権第3戦のレース1が、7月3日(土)の午前10時35分にスタートしました。天候は晴れ、気温20℃、路面温度38℃のコンディションです。

岩佐、レース1は9番手フィニッシュも失格。レース2は最後列からスタートし14位まで追い上げをみせる

レース1

予選で19番手となった岩佐歩夢は、10列目19番手からスタート。好スタートを決めた岩佐はスタート直後に3台をパスし、その後も2台を抜き1周目を14番手で終えました。その後もいいペースを保つ岩佐は、4周目、11周目、17周目に前車をパスし、入賞圏内の10番手までポジションを上げます。さらに終盤の21周目に上位勢が接触で脱落すると岩佐は9番手となり、24周のチェッカーフラッグを受けました。

しかしレース後、オレンジボールフラッグの規定違反で岩佐は失格処分を科されました。予選時から岩佐のマシンの車載カメラにはトラブルがあり、それが解消されない状態であったため、提示されたフラッグを無視したことによる処分であること。この違反はチームの判断であり、ドライバーに責任はないためペナルティーポイントは付かないことが発表されています。

レース2

同日の午後5時45分。気温25℃、路面温度40℃のコンディションの中でレース2が行われました。レース1で失格となった岩佐は、最後列29番手からのスタートとなりました。1周目に27番手にポジションは上げた岩佐は、2周目に上位の2台が接触し脱落したため25番手となります。ペースに勝る岩佐は、6周目、7周目とオーバーテイクを決めて23番手に浮上しました。レース中盤、ポジション争いの激しい上位でアクシデントが多発し、11周目に岩佐は17番手となりました。

レース後半になってもペースよく前車に迫る岩佐は、16周目、18周目にオーバーテイクを決めて15番手浮上。22周目に後続に抜かれて16番手にポジションを落としましたが、23周目に上位車がトラブルでストップすると、再び15番手となりました。そのまま15番手でフィニッシュした岩佐は、レース後には上位車のタイムペナルティーにより繰り上がり、14位となっています。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
レース1では、レギュレーション上ユーズド(中古)タイヤを使うことが決まっていましたが、あまり新品との差はないのでスタートからプッシュしていきました。スタートはうまくいってポジションを上げることができました。マシンは予選に比べてバランスがよく、周りよりペースもよかったので、オーバーテイクしやすいコースということもあり、ポジションを上げることができました。レース中、2周に渡ってオレンジボールが出たので、エンジニアに無線で聞いたところ「問題ない」とのことでステイアウトを指示されました。その後フラッグは出なかったので、問題なかったのだと思っていましたが、レース後に失格となってしまいました。オンボードカメラの取り付けに問題があったようなのですが、カメラの取り付けはチームではなく主催者側がやるものなので、そちらのチェックミスが原因でした。ポイント獲得できるポジションまでいけたので、自分にとってはアンラッキーとしかいえない出来事でかなり落ち込んだのですが、レース2に向けて、切り替えて臨むことはできたと思います。

レース2は最後列からのスタートでした。結果的にポジションを上げることはできたのですが、同じように後方からスタートしたトップグループのマシンに比べて、自分のペースが足りないということがわかり、それは反省点です。

レース3は雨の予報ですが、前戦のポール・リカールでウエットコンディションは経験しています。しかし、前戦の場合とはコンディションも変わるでしょうから、集中して少しでもポジションを上げられるようがんばります


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