Qualifying
FIA Formula3 2021
Round 3

岩佐歩夢は予選19番手から追い上げに臨む

at Red Bull Ring

2021年FIA-F3選手権の第3戦が、オーストリア、レッドブル・リンクで開幕しました。初日の7月2日(金)は、フリー走行と予選が行われています。

午前9時30分から行われたフリー走行で、岩佐歩夢(Hitech GP)は24周を走行し、1分21秒537のベストラップで28番手に終わりました。

午後1時50分から行われた予選は、厚い雲が空を覆い、気温20℃、路面温度33℃のコンディションでスタート。1セット目のタイヤで4回のアタックを行った岩佐は、最後のアタックで1分20秒639をマークし、全車が1セット目のアタックを終えた時点で16番手となりました。

2セット目のアタックでは、赤旗中断などによりアタックの機会が減ってしまい、岩佐は2回のアタックを行いました。始めのアタックで1分20秒463とベストタイムを更新。しかし、セッション終了間際に行った2度目のアタックではタイムアップを果たせず、予選19番手に終わりました。

岩佐は土曜日のレース1に10列目19番手からスタートし、レース2でリバースグリッドの対象となる12位以上を目指します。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
プラクティスでは、クルマのフィーリングがあまりよくなく、自身のドライビングもあまり決まらず、上位にはいけないまま低いポジションで終えました。マシンについては、データ上もバランスが悪く、予選に向けて改善する方向が見えました。ドライビングについても改善しなければならない点は明確でした。
予選の1セット目では、マシンのバランスが改善されていることは実感できて、ドライビングの改善に臨みながらアタックしました。しかし、あまりタイムもポジションも上げることができませんでした。2セット目では、最後の一番いいタイミングでのアタックでタイムアップできませんでした。これはストレートでスリップストリームを使えていないことが一番の原因で、それでコンマ3秒分はロスをしたと思います。加えて各コーナーで全体的に遅く、その積み重ねでトップからコンマ7~8秒の遅れになったと思われます。
予選後にデータを確認すると、タイヤを有効にグリップさせられていないという状態なので、明日のレースに向けてはマシンとドライビングの両面をエンジニアと見直すつもりです。レース1は19番手からのスタートですが、比較的オーバーテイクはしやすいコースなので、しっかりポジションを上げて、レース2でリバースグリッドとなる12位以上を目指し、レース2でポイントを挙げられるよう頑張ります


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