Race2
FIA Formula3 2021
Round 2

岩佐がレース1で8位、レース2で9位と連続入賞でポイントを加算

fr Circuit Paul Ricard

2021年FIA F3選手権第2戦のレース1が午前10時10分からスタートしました。天候は晴れ、気温25度、路面温度33度のコンディションです。

岩佐がレース1で8位、レース2で9位と連続入賞でポイントを加算

前日の予選で8番手となった岩佐歩夢は、リバースグリッドの規定により3列目5番手からスタート。好スタートを決めた岩佐は第1コーナーまでに3番手に浮上し、1周目を終えました。前車に激しく迫る岩佐は7周目にオーバーテイクを決めて2番手に上がり、さらにトップに迫ります。徐々に差を詰めて背後に迫ると、10周目に果敢にオーバーテイクを決めて首位に立ちました。しかし、この際にコース外にはみ出したとして審議対象となってしまいました。トップに立った岩佐ですが、なかなか後続を引き離すことはできず、17周目に激しいポジション争いの末3番手に後退。その後はペースを上げることができず、3番手で20周のレースを終えました。そしてオーバーテイクの際のコース外走行に対して、5秒加算のタイムペナルティーが科され、8位となっています。

午後4時55分、気温28度、路面温度38度のコンディションで、レース2が行われました。レース1で8位となった岩佐は、リバースグリッドの規定により、レース1同様3列目5番手からスタートとなります。スタートではフロントローのマシンがエンジンストールによりスタートできず、岩佐は4番手に浮上。しかしその後、後続に先行を許し、1周目を5番手で終えました。レース序盤、ペースの上がらない岩佐は、2周目に6番手、4周目に7番手とポジションを落とします。レース中盤にはペースは戻り自己ベストのラップタイムを更新しながら7番手をキープして前車に迫ります。前後とも接近した激しいポジション争いのなか、岩佐は7番手をキープしてレースは終盤に入りました。しかし、少しペースが落ち始めた岩佐は16周目、19周目に後続にパスされポジションを落とし9番手に後退。9位で20周のレースを終え、レース1に続き連続で入賞を果たしました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
レース1ではニュータイヤを使いました。スタートはうまく決まって、右列の2台が少し出遅れたこともあり、第1コーナーのブレーキングで前に出ることができました。その後のペースは、前回のバルセロナに比べてだいぶよく、前についていくことも、オーバーテイクもイメージ通りできました。タイヤのドロップがあまり早くないという予想もあり、序盤からタイヤのことはあまり考えずにプッシュしました。トップに立った後もペースはよかったのですが、レース終盤はマシンのバランスとタイヤが苦しくなりポジションを落としてしまいました。ペナルティーとなり順位を落としたことは残念ですが、それも含めて課題と反省の多いレースでした。
レース2は、ポイントの高いレース3にニュータイヤを使いたいので、ユーズド(中古)タイヤでスタートしました。レース序盤のペースが異常とも思えるくらい遅く、ポジションを落としましたが、その原因が何なのかをエンジニアとしっかり話したいと思います。スタート後にタイヤカスを拾ってしまったことやユーズドタイヤの発熱の問題などが考えられますが、これからデータを確認します。レース2に向けて、若干セッティングを変えた部分もあるのですが、想定より温度が上がらなかったので、バランスが悪かったという状態でもありました。中盤にペースは戻ったのですが、後半はやはりタイヤが厳しくなってしまいました。レース2も課題の多いレースでした。今回、予選順位がわりとよかったので上位でレースができ、いろいろ学べることが多い2レースでしたので、課題や反省を今後に活かしていきたいと思います


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