前日の予選で8番手となった岩佐歩夢は、リバースグリッドの規定により3列目5番手からスタート。好スタートを決めた岩佐は第1コーナーまでに3番手に浮上し、1周目を終えました。前車に激しく迫る岩佐は7周目にオーバーテイクを決めて2番手に上がり、さらにトップに迫ります。徐々に差を詰めて背後に迫ると、10周目に果敢にオーバーテイクを決めて首位に立ちました。しかし、この際にコース外にはみ出したとして審議対象となってしまいました。トップに立った岩佐ですが、なかなか後続を引き離すことはできず、17周目に激しいポジション争いの末3番手に後退。その後はペースを上げることができず、3番手で20周のレースを終えました。そしてオーバーテイクの際のコース外走行に対して、5秒加算のタイムペナルティーが科され、8位となっています。
午後4時55分、気温28度、路面温度38度のコンディションで、レース2が行われました。レース1で8位となった岩佐は、リバースグリッドの規定により、レース1同様3列目5番手からスタートとなります。スタートではフロントローのマシンがエンジンストールによりスタートできず、岩佐は4番手に浮上。しかしその後、後続に先行を許し、1周目を5番手で終えました。レース序盤、ペースの上がらない岩佐は、2周目に6番手、4周目に7番手とポジションを落とします。レース中盤にはペースは戻り自己ベストのラップタイムを更新しながら7番手をキープして前車に迫ります。前後とも接近した激しいポジション争いのなか、岩佐は7番手をキープしてレースは終盤に入りました。しかし、少しペースが落ち始めた岩佐は16周目、19周目に後続にパスされポジションを落とし9番手に後退。9位で20周のレースを終え、レース1に続き連続で入賞を果たしました。