Race3
FIA Formula3 2021
Round 7

シーズン最終レース、岩佐歩夢は18番手スタートから9位入賞でフィニッシュ

ru Sochi Autodrom

2021年FIA-F3選手権の最終レースとなる第7戦のレース3が午前9時55分から行われました。気温17℃、路面温度19℃のドライコンディションで、岩佐歩夢は9列目18番手からスタートです。好スタートを切った岩佐はポジションを上げてターン2に入り、前方の混乱をすり抜けてさらなる上昇を狙いましたが、前が詰まる形になりややスピードダウンを強いられます。

その後、後続に先行されて1周目は17番手で終了。2周目に前をパスして16番手に上がりました。4周目には先行3車の脱落により13番手となり、6周目には前車をパス。そして7周目には先行車のアクシデントにより9番手に上がり、レース前半で入賞圏内までポジションアップを果たしました。

その後3車による激しい7番手争いとなり、13周目にはいったん8番手に上がりましたが次周には抜き返されて再び9番手に下がり、レースは終盤戦となりました。残り4周となり、岩佐のペースが落ち、前者との差が徐々に開き始めます。岩佐はポジションをキープして、20周のレースは終了しました。

第7戦ロシア大会で、岩佐はレース1で1ポイント、レース3で2ポイントを加算し、合計52ポイントを獲得。シリーズランキング12位で、2021年シーズンを終えました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
Hitech GP
レース3では、18番手からのスタートなので、レース1のように1周目をうまくすり抜けて、運が味方してくれないと入賞圏内を狙うことは難しいと思っていました。ニュータイヤで、タイヤの温めが大事な状況でしたが、グリッドに着く前とフォーメイションラップで、それはうまくできました。スタート直後のターン2では、アクシデントはかわしたのですが、前のマシンの急ブレーキで軽く接触し、レース1ほどうまくはいきませんでした。その後のペースは悪くなくポジションを上げられましたが、序盤からプッシュしていたので終盤タイヤは厳しくなり、ペースを落とさざるを得なくなりました。1周目のアプローチやタイヤマネジメントなど課題はありましたが、9位に入賞でき全体としては悪くないレースだったと思っています。また、それだけに予選でのミスが悔やまれる週末でした。

シーズン全体としては、初めから予選での一発の速さが課題で、チームメートとの比較からも進歩できた部分は多いと思います。そしてタイヤのマネジメントやウォームアップ、チームとのコミュニケーションなど、とても勉強になったシーズンでした。後半は、特にマシンも含めた自分のポテンシャルを結果につなげることが課題で、まだまだうまくいかないことも多かったと思います。これらの課題を今後に活かして、準備をしっかりしてやっていき、来年どのような状況でも対応できるようにやっていきます。あっという間のシーズンでしたが、決して納得のいくシーズンとは言えない結果でしたので、学んだことを活かしてがんばります


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