Feature Race
FIA Formula2 2023
Round 12

ウエットが混じるコンディションで波乱のレース展開に。12番手スタートの岩佐は、アタックでコースオフし13位に終わる

nl Zandvoort Circuit

FIA フォーミュラ・ツー選手権 第12戦 オランダは27日(日)、フィーチャーレースを迎えました。予選12番手の岩佐歩夢(DAMS)は、6列目12番手からのスタートです。

ウエットが混じるコンディションで波乱のレース展開に。12番手スタートの岩佐は、アタックでコースオフし13位に終わる

午前10時00分、直前まで降っていた雨は上がったものの、コースにはところどころウエット箇所が残り、難しい状況となりました。気温16℃、路面温度17℃のコンディションで、セーフティカー先導によるフォーメーションラップがスタート。多くのマシンはドライタイヤを選択し、波乱が予想される展開です。まず、スタート前の加速段階で1台がコントロールを失いスピン。ローリングスタート直後のターン1で上位陣にアクシデントが発生。数台がスピン、コースオフし、セーフティカーが導入されます。岩佐はこのアクシデントを回避し、8番手で1周目を終えます。

4周目にリスタートが切られ、再開直後のターン1で岩佐は前車のインを果敢に攻めてオーバーテイクを狙いましたが、グリップを失いコースオフ。その際にアウト側のマシンと接触し、岩佐に10秒のタイムペナルティーが科されました。最後尾でレースに復帰した岩佐は、9周目にピットインしペナルティーを消化。そしてソフトタイヤからミディアムタイヤに交換し、16番手でコースに戻りました。

10周目にアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されると、ほぼ全車がピットインを行いました。しかし、ペナルティーの影響もあり、岩佐のポジションは変わらず、16番手から追い上げとなりました。

不安定なコンディションと抜けないコースのため、前車に迫るもののなかなかオーバテイクができない状況が続き、レースは終盤戦になりました。各車タイヤが厳しくなったレース終盤の33周目、35周目、そしてファイナルラップの38周目に、ペースを保っていた岩佐はオーバーテイクを決めて13番手までばん回し、レースを終えました。

波乱の展開となったフィーチャーレースで、シリーズランキング上位陣にリタイアが続出しました。岩佐もノーポイントに終わりましたが、シリーズランキングは3位をキープしています。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
DAMS
スパと同じようなミスをしてしまい、自分に対して怒りしかないです。ミスをした理由はあるのですが、それは言えないことなので勘弁してください。今はその原因もクリアになっているので、改善点として活かしたいと思います。それ以外の部分では、自分のペースやマシンのポテンシャルなども悪くはなかったと思いますが、うまくまとめきれなかったという反省はあります。やはり課題は予選で、順位がよくないとレースにおいても悪循環になってしまうことはわかっているので、次に向けてできることをやりきり、しっかり準備したいと思います。
今回、ランキング上のライバルのリタイアが多かったものの、自分としてはまったく意識しておらず、自分のミスの後に起こったことでもあるので、ポイントについては何も考えていなかったです。それよりも、まず自分たちができることをちゃんとやることが重要なので、改善点を見つめ直して、次戦に備えたいと思います


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