Feature Race
FIA Formula2 2023
Round 4

17番手スタートの岩佐は12位フィニッシュ。タイヤ戦略で上位を狙うも、入賞には届かず

az Baku City Circuit

FIA F2選手権第4戦アゼルバイジャンは4月30日(日)、フィーチャーレースを迎えました。予選の順位通り、岩佐歩夢は9列目17番手からのスタートです。

17番手スタートの岩佐は12位フィニッシュ。タイヤ戦略で上位を狙うも、入賞には届かず

午前11時25分、天候は晴れ、気温21℃、路面温度31℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。岩佐は多くのドライバーがスーパーソフトタイヤでのスタートを選択したのに対し、ミディアムタイヤでスタートするストラテジーを採用しました。序盤、タイヤを痛めたくない岩佐はポジションを落としますが、6周目からタイヤ交換を行うマシンが続出し、ポジションを上げていきます。9周目には、スーパーソフトタイヤでスタートした全車がピットインを終え、ミディアムタイヤでのスタートを選択した2台が1−2となり、岩佐は2番手に。10周目にコース上に止まったマシンが出たためにバーチャルセーフティカー(V S C)が導入されます。その際、岩佐にV S Cの手順違反があり、5秒のタイムペナルティーが科されました。

2番手を走行する岩佐は、タイヤマネジメントを行いながら周回を重ねます。タイヤ交換を終えた後続が徐々に差を詰めてきますが、15秒ほどの差を保ちレースは終盤戦に入りました。24周目にトップがピットイン、岩佐はトップに立ちますが25周目にピットインしタイヤ交換とペナルティー消化を行いました。14番手でレースに戻った岩佐はペースを上げてポジションアップを目指しますが、順位を上げるにはいたらずフィニッシュ。上位車がペナルティーを科されたため順位が繰り上がり12位でフィーチャーレースを終えました。

スプリントレース、フィーチャーレースともに0ポイントで終わった岩佐は、シリーズランキング3位に後退。次戦からのヨーロッパラウンドでの巻き返しを目指します。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
DAMS
結局、ポイント獲得もならず、週末を通して残念な結果に終わりました。プライム(ミディアム)でのスタートはギャンプル的な作戦でもあり、それを採ったのは2台だけでしたが、早い段階でセーフティが出ることもなく、もう1台は入賞し自分もペナルティーの5秒がなければトップ10内はいけたので、悪くはなかったと思います。ペナルティーはVSC解除の際の加速のタイミングが少し早かったためで、それは完全に自分のミスでした。常にギリギリのタイミングを狙っていて、今回コーナリング中に解除というあまりよくないタイミングであったためにわずかに早過ぎてしまいました。マシンは少し改善され、グリップ感もよくなりましたが、乗りにくい状態は続いていて、フルプッシュではミスが出やすい難しいレースでした。この後、バルセロナでテストがあるので、マシンについては今回の分析をしっかり行って、今後速さを取り戻せるよう努力したいと思います 


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