5番手スタートの岩佐歩夢、ペースに苦しみながらも4位入賞。開幕から4レース連続でポイントを獲得しランキング3位
FIA F2選手権第2戦サウジアラビア大会は19日(日)、フィーチャーレースが行われました。予選6番手となった岩佐歩夢は、上位車のペナルティーにより1つ繰り上がって3列目5番手からのスタートとなりました。
午後4時15分、気温28℃、路面温度48.5度と高温でのコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタート後のポジショニングで1台に先行された岩佐は、1周目を6番手で終えました。スーパーソフトタイヤでスタートした岩佐は、レース序盤にタイヤが厳しくなり、7周目にピットインしてミディアムタイヤに交換します。同じ戦略を採った上位陣も同様にタイヤが保たず、7~8周目にタイヤ交換を行いました。14番手でレースに戻った岩佐は、タイヤ交換を行ったマシンの中では6番手で、ピットイン前のポジションをキープ。その後にピットインしたマシンによりポジションを上げて、10周目には11番手となりました。
レース中盤、ペースの上がらない岩佐は少しずつ前車との差を広げられてしまいます。16周目、17周目に同じ戦略の上位車がスピンして脱落し、岩佐は9番手に浮上。タイヤ交換を行っていないマシンが5台いたため、実質的には4番手となりました。
レース終盤の24周目に全車がタイヤ交換を終え、岩佐は4番手を走行。しかしペースが上がらない状態が続き、前車との差は5秒に広がり、追い上げは難しい状態でした。最終盤、ペースに勝る後続の追い上げが激しくなり、岩佐の背後に迫ります。残り2周で後続との差は1秒を切り、ファイナルラップに岩佐はコンマ3秒に迫られますが、4番手をキープしてチェッカーフラッグを受けました。
岩佐は前日のスプリントレースと合わせ22ポイントを加算、トータル31ポイントとなり、トップまで2ポイント差に迫るランキング3位に浮上。また、全選手で唯一開幕戦から4レース連続でポイントを獲得しています。