Feature Race
FIA Formula2 2023
Round 1

岩佐歩夢は終盤タイヤに苦しみながらも8位に。開幕戦2レースで連続入賞を果たす

bh Bahrain International Circuit

FIA F2選手権第1戦バーレーン、前日のスプリントレースで4位入賞を果たした岩佐歩夢は、タイヤ交換が義務付けられる32周のフィーチャーレースに挑みました。フィーチャーレースは予選順位でのグリッドとなるため、岩佐は4列目7番手からのスタートです。

岩佐歩夢は終盤タイヤに苦しみながらも8位に。開幕戦2レースで連続入賞を果たす

午後1時20分、気温32℃、路面温度45℃の高温下で、フォーメーションラップがスタートしました。スタートで少し出遅れた岩佐ですが、1コーナーのインにくぐり込み、ポジション取りで7番手をキープ。その後のターン4で多重クラッシュが発生し、巻き込まれずに済んだ岩佐は5番手にポジションを上げました。このアクシデントでセーフティカーが導入されました。

4周目にレースが再開され、5番手走行の岩佐は前後とも接近しながらポジションをキープします。12周目、ハードタイヤでスタートした岩佐ですが、早いタイミングでタイヤ交換のためピットインを行いました。それから数周に多くのマシンがタイヤ交換を行い、16周を終え全車がタイヤ交換を済ませた時点で、岩佐は6番手となっています。

レース後半に入り、岩佐の周囲では激しいポジション争いが繰り広げられました。その中で、岩佐もサイドバイサイドのバトルを重ねます。しかし、タイヤに苦しみペースが上がらない岩佐は、26周目にターン11でパスされ6番手にダウン。ラップタイムがさらに落ちたレース終盤では、明らかにペースの速い後続に攻められ、28周目に7番手、31周目に8番手にポジションを落とします。接近し苦しい展開ながら、岩佐は8番手を死守しフィニッシュ。スプリントレースに続いてフィーチャーレースでも入賞を果たし、4ポイントを獲得しました。

岩佐は開幕戦2レースで9ポイントを獲得し、ランキングは6位となっています。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
DAMS
フィーチャーレースはとても残念な結果に終わりました。一番の原因はタイヤストラテジーがうまくいかなかったことで、それによって(前車の背後を走る)フォローイングでタイヤを痛めてしまい、タイヤを保たせることができませんでした。このサーキットはアンダーカットがしやすく、ラップタイムにも影響が大きいため、ピットインのタイミングには気を遣っていたのですが、結果的にチームメートが先に入ったことで自分のタイミングが合わずに、うまく噛み合わない状況でした。クリーンエアで走れていれば、あそこまでタイヤのデグラデーションもひどくならかったと思うので、ポジションを守ることもできたと思います。次戦に向けて自分はドライビング、そしてチームとともにストラテジーとマシンに関して改善を進めていかなければならないと思っています 



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