Sprint Race
FIA Formula2 2023
Round 14

6番手スタートの岩佐はスプリントレースを8位フィニッシュ。1ポイントを加算し、総合ランキング3位で最終レースへ

ae Yas Marina Circuit

FIA F2選手権は3カ月近い長いインターバルを経て、最終戦となる第14戦アブダビを迎えました。11月24日(金)に行われた予選で、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は5番手となり、リバースグリッドで行われるスプリントレースでは3列目6番グリッドからのスタートとなりました。

6番手スタートの岩佐はスプリントレースを8位フィニッシュ。1ポイントを加算し、総合ランキング3位で最終レースへ

25日(土)16時20分、気温28℃、路面温度37℃のコンディションで、スプリントレースのフォーメーションラップがスタートしました。スタートでやや出遅れた岩佐は、7番手にポジションを落としましたが、その後すぐに6番手を取り戻しました。1周目、隊列の後方でアクシデントが発生し、コース上にマシンがストップしたため、セーフティカーが導入されます。

6周目にレースが再開され、6番手の岩佐はポジションをキープ。しかし、後続の追い上げは厳しく、7周目に7番手にポジションを落としました。ペースの上がらない岩佐は、9周目にも後続にパスされ8番手。その後、先行車との差を徐々に広げられた岩佐は8番手をキープして、レースは終盤戦に入りました。

レース終盤、ペースを取り戻した岩佐は7番手との差を詰め始めましたが、背後に迫るまでは至らず、入賞圏内の8位でフィニッシュ。1ポイントを獲得し、総合ランキング3位をキープした岩佐は、2位との差が24ポイント、4位との差が10ポイントの状態で、26日(日)にシーズン最終レースとなるフィーチャーレースに挑みます。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 11
DAMS
結果としては、とても残念なレースでした。自分にペースがなかった理由は2つありました。1つはレース序盤からマシンのフィーリングがおかしく、コーナーの立ち上がりでバウンシングしてしまっていました。特にホテル下の第14コーナーでは左タイヤが浮いてしまうほどでした。もう1つはブレーキの左フロントと右リアに問題があり、片効きの状態となりタイヤをロックさせてしまうような状況でした。レース後にエンジニアと分析して、マシンのフィーリングについては、右リアのダンパーが悪くなっていたので交換しますが、原因はそれ以外にもありそうなので、これからさらに分析が必要です。ブレーキについてはダクトをふさぐ量の問題のようなので、アジャストできると思います。
フィーチャーレースに向けては、これらを改善してパフォーマンスを示していけば、上位でしっかりポイントを取れるレースができると思います。今はランキングを気にするより、いつも通り優勝を目指してレースをするしかないので、チームとしっかり準備をしてシーズン最後のレースに臨みます


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