Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 13

4番手スタートの岩佐歩夢はマシンのバランスに苦しみペースが上がらず16位に終わる

it Autodromo Nazionale Monza

FIA F2選手権第13戦のスプリントレースが、イタリアのモンツァで行われました。9月9日(金)に行われた予選で、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、最終アタックでトップタイムを狙ってプッシュしましたが、最終コーナーでコースアウトし7番手で予選を終えました。リバースグリッドで行われるスプリントレースでは、2列目4番手からのスタートとなります。

4番手スタートの岩佐歩夢はマシンのバランスに苦しみペースが上がらず16位に終わる

スプリントレース開始の午後6時、気温28℃、路面温度37℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタートで好ダッシュを決めた岩佐は2番手に浮上しますが、第1コーナーでアウト側から来たマシンに先行され3番手となりました。1周目に後続でアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されます。4周目にレースは再開されましたが、ペースが上がらない岩佐は徐々に2番手から離されていきます。10周目、11周目と続けて第1コーナーで後続にパスされ、岩佐は5番手にポジションを落としました。

レース中盤、岩佐のペースはさらに落ち、苦しい展開になります。14周目、第1コーナーで後続に並ばれた岩佐は、必死にポジションを守りますがショートカットするかたちでコースアウト。ポジションはキープしましたが、後にペナルティーを科されることになりました。マシントラブルに見舞われたように明らかにペースが落ちた岩佐は15周目からラップごとに後続にパスされ、20周目には13番手までポジションを下げました。13番手でチェッカーフラッグを受けた岩佐ですが、5秒のタイムペナルティーが加算され、最終結果は16位に終わりました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
マシンに全くペースがなく、とても悔しいレースに終わりました。かなりオーバーステアがきつく、コーナーの立ち上がりでも進入でもリヤが流れ苦しい展開でした。コースにとどまるのが精一杯で、何回もスピンしそうになりました。レース後マシンやデータをチェックしましたが、まだ原因がはっきり分からない状況です。セットアップ自体はチームメートと同じでしたが、自分だけオーバーステアがひどい症状だったので、予選のクラッシュでモノコックやほかの部分に影響があったのかもしれません。マシンに異常があったことはエンジニアとも一致しているので、フィーチャーレースに向け、原因を見つけ出し改善したいと思います



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