Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 12

岩佐歩夢、6番手スタートから6位フィニッシュし3ポイントを獲得

nl Zandvoort Circuit

FIA F2選手権第12戦のスプリントレースが、オランダのザントフォールトで行われました。 9月2日(金)に行われた予選で、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、3位に0.002秒差の5位となりました。リバースグリッドで行われるスプリントレースでは、3列目6番手からのスタートとなります。

岩佐歩夢、6番手スタートから6位フィニッシュし3ポイントを獲得

スプリントレース開始の午後5時、天候は晴れで気温27℃、路面温度38℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタートではポジションを守った岩佐でしたが、密集した第3コーナーで後続に先行を許し7番手にポジションを落としました。
タイヤのデグラデーションが厳しく、追い抜きが難しいコースのため、各車序盤からペースをコントロールし、上位のポジションは変わらないままレースは終盤に向かいました。岩佐も前車との差を1秒以内に保ちながら7番手をキープしています。
レースが残り5周となり、タイヤに余力のあるマシンがペースを上げてポジションアップを狙うタイミングとなりました。しかし、26周目に後方のマシンがグラペルでストップし、セーフティカーが導入されました。レースは最終ラップである29周目に再開され、岩佐は第1コーナーでオーバーテイクを決めて6番手に上がりました。さらに前との差を詰めてオーバーテイクを狙いますが、わずかに届かず6番手でフィニッシュし、3ポイントを獲得しました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
結果としてはポジティブなレースで、特に最終ラップ、SC明けのリスタートでオーバーテイクできたことはよかったです。スタートは完ぺきとは言えず、並ばれる展開になりましたがなんとかポジションを守りました。しかし第3コーナーで、バンクを使って加速するつもりでしたが前が詰まる形で加速が鈍り、イン側から来たクルマに先行されました。クルマのポテンシャルはよかったので、スタートを決めていれば4位か5位はいけたと思います。タイヤの保たせ方もうまくいって、後半ペースを上げることができ、2回はオーバーテイクのチャンスがありました。全体に状態はいいのでフィーチャーレースが楽しみですが、やはり動きのないレースになる可能性が高いので、スタートとストラテジー(タイヤ戦略)に集中して上位を狙いたいと思います 


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