Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 11

13番手スタートの岩佐歩夢は9位フィニッシュ。ポイント獲得に1歩及ばず

be Circuit de Spa-Francorchamps

FIA F2選手権第11戦のスプリントレースが、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われました。
8月26日(金)に予選が行われ、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、1セット目のアタックでミスが出て不発に終わり、最終アタックでタイムを上げて13番手となりました。僅差ながらリバースグリッドの対象となる10番手以内には届かず、スプリントレース、フィーチャーレースともに7列目13番手からのスタートとなります。

13番手スタートの岩佐歩夢は9位フィニッシュ。ポイント獲得に1歩及ばず

スパ特有の不安定な天候ながら、スプリントレース開始の午後6時15分の天候は曇り、気温16℃、路面温度21℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。2番手スタートのマシンがグリッドに向かうインスタレーションラップでトラブルが発生し、2番グリッドが空いた状態でレースはスタート。好ダッシュを決めた岩佐は、第1コーナーで9番手まで上昇しましたが、その後のストレートで1台にパスされ、10番手で1周目を終えました。岩佐は2周目でも後続に先行を許し11番手となります。前車に迫るもののオーバーテイクできない岩佐は、ポジションをキープしたまま後半戦に入りました。
11周目、先行するマシンがスピンしてクラッシュしたため、セーフティカーが導入されます。上位車も含めタイヤ交換を行うマシンがあり、ピットインを行わずステイアウトした岩佐は8番手にポジションを上げました。15周目、残り4周でレースが再開されましたが、岩佐はポジションを上げられず、16周目にタイヤ交換を行い、ハイペースで追い上げるマシンにパスされて9番手にポジションを落とします。終盤、ハイペースのマシンに迫られますが、岩佐は9番手をキープしてフィニッシュしました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
結果としてはよい部分もあり、悪い部分もあったレースでした。レースに向けて、かなりアグレッシブなセットアップで臨み、全体のペース自体はよかったのですがマシンバランスが悪くなってしまうところがありました。特にオー・ルージュやターン15といったストレートの前、スピードを上げるポイントで十分にアクセルを踏めないバランスになってしまい、後続にパスされたりオーバーテイクが難しい状況になってしまいました。ペース自体は悪くなかったので、中盤前に追いつきましたが、その段階でセーフティカーとなってポジションを上げることはできませんでした。
ただ、セットアップとしてはよかったところもあるので、フィーチャーレースに向けても同じように攻める方向でいこうとチームとも合意しています。マシン自体の速さはあるので、今日のレースでよかったタイヤマネジメントやセットアップを残しつつ、うまくいかなかった部分を修正して、フィーチャーレースでは上位を狙いたいと思います


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る