Feature Race
FIA Formula2 2022
Round 11

13番手スタートの岩佐歩夢、終盤の追い上げで8位入賞。4ポイントを加算し、シリーズランキング7位をキープ

be Circuit de Spa-Francorchamps

FIA F2選手権第11戦ベルギーは28日(日)、フィーチャーレースを迎えました。予選13番手の岩佐歩夢は、7列目13番手からのスタートです。

13番手スタートの岩佐歩夢、終盤の追い上げで8位入賞。4ポイントを加算し、シリーズランキング7位をキープ

青空が広がる好天となったスパ・フランコルシャンは、気温17℃、路面温度22℃のドライコンディションで、レース開始の午前10時20分となりました。

各車が交錯するスタートを無難に乗りきった岩佐は、ポジションをキープして13番手で1周目を終えると、3周目にはスロー走行のマシンと前車をパスして11番手に上昇。4周目、5周目と連続でオーバーテイクを決めて9番手となりました。岩佐は上位陣とは戦略を変えてミディアムタイヤでのスタートを選択しました。7周目からソフトタイヤでスタートした上位陣のピットインが始まると、ポジションを一気に上げて11周目には2番手を走行。同じ戦略のトップとの差を4秒前後に保ちながら周回を重ねます。

16周目、岩佐はピットインしソフトタイヤに交換します。全車がピットインを終えた17周目に、岩佐は12番手となっています。フレッシュなソフトタイヤでペースを上げて追い上げる岩佐は、17、18、20周目にオーバーテイクを決めて9番手となり、さらに上位を狙います。23周目に第1コーナーの進入でインを突き、オーバーテイクを決めて8番手となり、さらに前車に迫ります。レース最終盤、クラッシュしたマシンによりVSCが発動され、タイミングを逸した岩佐は前車に迫るもののオーバーテイクできず8位でフィニッシュしました。

8位入賞により4ポイントを加算した岩佐は、合計94ポイントでランキング7位をキープしています。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
結果として8位でポイントを獲得できたことはよかったですし、ストラテジーとマシンのセットの部分でもよかったと思います。ミディアムタイヤでスタートする戦略により、終盤の追い上げが決まったので、戦略は正解でした。マシンのセットについては、昨日からの改善点であるオールージュでのアクセルについては完ぺきに仕上がって、その先のストレートでオーバーテイクを決めることができました。もちろん反省点も多く、ドライビング面でいえば、特にソフトタイヤでもっとアグレッシブに行くべきだったかもしれません。ブレーキに若干不安な部分もあり思いきって飛び込めないことがあって、オーバーテイクを決め切れない状況になってしまいました。それだけでなく、全般的に細かな部分をもっと詰め切れていれば、最後にもう2~3台は抜くことができたと思います。マシンの速さは変わりなくあるので、細かな課題の改善やアジャストをうまくやって、次のレースに活かしていきます 


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