Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 10

予選トップの岩佐歩夢は、リバースグリッドで10番手スタート。安定した走行で8位入賞を果たす

hu Hungaroring

FIA F2選手権第10戦のスプリントレースが、ハンガリー・ハンガロリンクで行われました。 7月29日(金)に予選が行われ、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、最終アタックでトップタイムをマークし、FIA F2で初のポールポジションを獲得。2番手に0.381秒の差をつける圧倒的な速さを見せつけました。リバースグリッドとなるスプリントレースでは、岩佐は5列目10番手からのスタートとなります。

予選トップの岩佐歩夢は、リバースグリッドで10番手スタート。安定した走行で8位入賞を果たす

午後になって激しく降った雨は上がり、スプリントレースが始まる午後6時にはところどころ青空も顔を覗かせるまで天候は回復し、気温22℃、路面温度31℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタート後の第1コーナーで上位陣にアクシデントが発生し、ポジションが目まぐるしく変わりました。このアクシデントをかわした岩佐は、いったん7番手まで上がりましたが、その後前車を抜きにかかった際に少しコース外に出てしまい後続に先行を許し、1周目を9番手で終えています。このアクシデントによりストップしたマシンが出て、2周目にセーフティカーが導入され、4周目にレース再開となりました。 

追い抜きが難しいコースでの戦いは終盤まで接近した隊列での走行となり、岩佐はペースをコントロールしながら安定した走行で9番手をキープします。23周目、タイヤが厳しくなった上位車のペースが落ちて、それをパスした岩佐は8番手に浮上しました。最終盤、ポジションアップを狙う岩佐は前車にプレッシャーをかけて攻めましたが、オーバーテイクには至らず8番手でフィニッシュ。スプリントレースでの8位入賞を果たし、1ポイントを加算。岩佐は5戦連続でポイント獲得となりました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
全体として難しいレースになってしまいました。予想通り、後ろにつくと抜くのは難しく、タイヤのグレイニングもひどくなりました。スタートでは第1コーナーのアクシデントを避けてポジションを上げたのですが、その後前に詰まって第2コーナーのアウトから抜きにいったときにブレーキングを遅らせたことでホワイトラインの外側に少しはみ出してしまい、その後2台に先行されました。レース中はタイヤマネジメントには気をつかい、悪くはなかったと思いますが、それでもタイヤのグレイニングはかなりひどかったです。終盤前車よりペースはよかったですが、オーバーテイクまではできませんでした。
フィーチャーレースはポールポジションからのスタートですが、レースは何が起こるか分からないので、万全の準備をして自分たちの全力を出し切れるようがんばりたいと思います


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