予選トップの岩佐歩夢は、リバースグリッドで10番手スタート。安定した走行で8位入賞を果たす
FIA F2選手権第10戦のスプリントレースが、ハンガリー・ハンガロリンクで行われました。 7月29日(金)に予選が行われ、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、最終アタックでトップタイムをマークし、FIA F2で初のポールポジションを獲得。2番手に0.381秒の差をつける圧倒的な速さを見せつけました。リバースグリッドとなるスプリントレースでは、岩佐は5列目10番手からのスタートとなります。
午後になって激しく降った雨は上がり、スプリントレースが始まる午後6時にはところどころ青空も顔を覗かせるまで天候は回復し、気温22℃、路面温度31℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタート後の第1コーナーで上位陣にアクシデントが発生し、ポジションが目まぐるしく変わりました。このアクシデントをかわした岩佐は、いったん7番手まで上がりましたが、その後前車を抜きにかかった際に少しコース外に出てしまい後続に先行を許し、1周目を9番手で終えています。このアクシデントによりストップしたマシンが出て、2周目にセーフティカーが導入され、4周目にレース再開となりました。
追い抜きが難しいコースでの戦いは終盤まで接近した隊列での走行となり、岩佐はペースをコントロールしながら安定した走行で9番手をキープします。23周目、タイヤが厳しくなった上位車のペースが落ちて、それをパスした岩佐は8番手に浮上しました。最終盤、ポジションアップを狙う岩佐は前車にプレッシャーをかけて攻めましたが、オーバーテイクには至らず8番手でフィニッシュ。スプリントレースでの8位入賞を果たし、1ポイントを加算。岩佐は5戦連続でポイント獲得となりました。