Feature Race
FIA Formula2 2022
Round 9

岩佐、完ぺきなレースでF2初優勝を飾る。シリーズランキングは9位に浮上

fr Circuit Paul Ricard

FIA F2選手権第9戦フランスは24日(日)、フィーチャーレースを迎えました。岩佐歩夢はフロントロー、2番手からのスタートです。

岩佐、完ぺきなレースでF2初優勝を飾る。シリーズランキングは9位に浮上

定刻より10分遅れ、午前9時45分にフォーメーションラップがスタートしました。気温は28℃、路面温度は39℃で、朝方とはいえ暑く日差しの強いなかでのレースとなりました。
好スタートを切った岩佐ですが、さらに好ダッシュを決めた4番手のマシンがトップに立ち、岩佐は2番手をキープして第1コーナーを通過しました。トップの背後に迫る岩佐は、ターン8でアウト側からトップに並びかけ、オーバーテイクを決めて首位に立ちました。
岩佐はトップで1周目を終え、2周目に後続のアクシデントでセーフティカーが導入されました。6周目にレースが再開となり、リスタートを絶妙のタイミングで決めた岩佐は2番手に約1秒の差をつけて、その後も徐々に2番手を引き離していきます。

ソフトタイヤでスタートした岩佐は、15周目にピットインしタイヤ交換を行いました。チームは素早い作業で岩佐を送り出し、岩佐はその時点では4番手でコースに復帰。同じ戦略のマシンのなかではトップを守ることに成功します。ペースに勝る岩佐は、全車がピットインを終えた20周目には2番手に4秒の差をつける独走状態に。終盤戦に入っても岩佐のペースは後続に優り、周回を重ねるごとにその差を広げて、岩佐は2位に8秒以上の差をつけて、F2ルーキーイヤーにして初優勝を飾りました。
岩佐は25ポイントを加算し、シリーズポイントは72ポイント。ランキングは9位にジャンプアップしました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
優勝はすごくうれしいとともに、これまで悔しい思いをたくさんしてきたので、少しホッとしたという気持ちもあります。勝てるポテンシャルがあるのに、なかなか結果が出なかった悔しさは、これまで経験のないくらいのものでしたし、自分もチームもやるべきことをちゃんとやればこの位置にいられるということを示せたのもとてもよかったと思います。
レースは、スタートはあまりよくなかったのですが、焦らずに狙いを決めて1周目にトップをオーバーテイクできたことが大きかったと思います。その後は、タイヤマネジメントに気を使いすぎることなく常にプッシュの状態でしたが、タイヤに問題はなく、ペースもずっとよかったので、いいマシンに仕上げてくれたチームに感謝しています。全体としては、マシン、ドライビング、ピット作業などほぼすべてが完ぺきなレースで、チームと自分が実力で勝ち取った優勝だと思います。しかしまだ改善すべき点もあり、この流れを大切にして今後も結果を出していかなければならないと、改めて気合いを入れ直してがんばります


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