Sprint Race
FIA Formula2 2022
Round 8

岩佐歩夢、6番手スタートから8番手フィニッシュ レース後タイムペナルティーが科され10位に終わる

at Red Bull Ring

FIA F2選手権第8戦が、オーストリア・レッドブルリンクで幕を開けました。 7月8日(金)に予選が行われ、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、2セット目のアタック3回目でベストタイムを更新し4番手を獲得。リバースグリッドとなるスプリントレースでは、上位車にグリッド降格のペナルティーが科され、岩佐は3列目6番手からのスタートとなりました。

岩佐歩夢、6番手スタートから8番手フィニッシュ レース後タイムペナルティーが科され10位に終わる

スプリントレースは午後5時55分、気温21℃、路面温度34℃の下フォーメーションラップがスタートしました。混乱する第1コーナーではポジションをキープした岩佐ですが、ターン3では両側から挟まれる形となり2台に先行され、8番手にポジションを落としました。この際、岩佐が1台をコース外に押し出す状況となり、レース後の審議対象となりました。ポジションをばん回すべく前との差を詰めた岩佐ですが、集団の後ろという状況でDRSの効果が出せずに追走が続きます。12周目にストップしたマシンが出てバーチャルセーフィティカー(VSC)が発動され、その際に岩佐と前車との間隔が広がってしまい、VSCが解除された14周目には前車と約3秒離れてレースは再開されました。

レース後半、徐々にその差を縮める岩佐はペースを上げて、21周目に1秒以内の差まで詰め寄りますが、集団で追い抜きが難しい状況は変わらず、8番手をキープしたまま28周のレースを終えました。

レース後、1周目の審議により岩佐に5秒加算のタイムペナルティーが科され、岩佐の順位は10位となっています。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
タイヤのウォームアップが足りず、スタートはダッシュが決まらず、ターン1での位置取りもよくありませんでした。その後のターン3でタイヤをロックさせてしまいポジションを落としましたが、その時に結果的に他車を押し出す形となり、それがペナルティーとなりました。また、VSC解除の際に遅れたのはシステムのトラブルが原因でした。
反省点はありますが、マシン自体のペースは悪くなく、タイヤマネジメントをあまり意識しなくてもプッシュできる状態で、フィーチャーレースに向けてはポジティブだと思っています。バランスも完ぺきではなかったので、細かいところをアジャストしてレースに臨みます


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