朝方降雨に見舞われたレッドブルリンクは、F2フィーチャーレースのスタートが近づくと青空が広がり始めました。しかし路面はウエット部分が多く、ウエットレースが宣言されてスタートの午前10時5分を迎えました。気温は14度、路面温度は22度で、ところどころ濡れた路面ながらドライ部分も多く、タイヤ選択が非常に難しい状況となりました。上位陣はウエットタイヤ、中団以下はドライタイヤを選択してスタートするマシンが多い状態で、レースが開始されました。
好スタートを切った岩佐は第1コーナーまでに2番手に浮上。その後ターン4で後続にパスされましたが、3番手で1周目を終えました。2周目にスピンしてストップするマシンが出てセーフティカーが導入されます。5周目にレースが再開されましたが、路面コンディションは急速に回復し、ドライタイヤ勢のペースが速くなりました。
ウエットタイヤで苦戦する岩佐は、6周目、7周目に立て続けに後続に先行を許し7番手にダウン。8周目にピットインし、ドライのミディアムタイヤに交換して14番手でレースに復帰しました。
レース中盤にドライタイヤでスタートしたマシンがピットインし、岩佐は16周目に9番手までポジションをばん回します。その後もポジションアップを狙いますが、接近戦のなかでなかなか抜けない状態が続き、9番手のままレースは終盤戦となりました。
レース中盤からコース外にはみ出す走行に対して警告とペナルティーが多発し、岩佐にも警告の後、終盤に5秒のタイムペナルティーが科されました。中盤以降、ペースが上がらない岩佐ですが、9番手のポジションを守り切り40周のチェッカーフラッグを受けました。レース後ペナルティーを受けた者にタイムが加算されましたが、上位にもペナルティーが多くあり、岩佐のリザルトは7位で6ポイントを獲得しました。
岩佐は今シーズントータル44ポイントとなり、シリーズランキングは13位となっています。