前日の不安定な状態から天候は回復し、シルバーストーンは好天となりました。午前10時5分、気温16℃、路面温度32℃のドライコンディションでフォーメーションラップがスタート。好スタートで前車をパスした岩佐は、第1コーナーまでに2台を抜き4番手となりました。2周目、後続にアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されます。4周に渡る先導走行後、6周目からレースは再開されました。前後と1秒程度の差で4番手を走行する岩佐は、11周目にタイヤ交換のためピットイン。この際、左リアタイヤの交換作業に時間を費やし大きくタイムロスを喫した岩佐は16番手までポジションを落とし、同じ戦略でピットインを行ったなかでも9番手となってしまいました。
14周目に前車をパスして15番手となった岩佐ですが、その後はなかなか前を抜けずに接近した状態での走行が続きました。中団はマシンが連なり、DRSの効果が使えないためにオーバーテイクが難しく、岩佐は15番手のままレースは終盤となりました。
24周目からタイヤ交換を終盤に設定したマシンがピットインし、岩佐は11番手に浮上。しかし、ペースに勝るタイヤ交換をしたばかりのマシンに先行を許し、28周目には13番手にポジションを落とします。岩佐は最終ラップに1台をオーバーテイクし12番手に上がり、レースはチェッカーフラッグを迎えました。
FIA F2選手権は全14戦中7戦を終え、スプリントレースで9ポイントを加算した岩佐は、38ポイントでランキング13位となっています。