Feature Race
FIA Formula2 2022
Round 5

岩佐歩夢、12番手からスタートし入賞圏内にポジションアップ。最終ラップで果敢に攻めるも、接触してストップ

mc Circuit de Monaco

FIA F2選手権第5戦モナコは29日(日)、フィーチャーレースを迎えました。心配された降雨には見舞われず、ドライコンディションでのレースとなりました。予選のペナルティーでベストライムを抹消された岩佐歩夢は6列目12番手からのスタートです。

岩佐歩夢、12番手からスタートし入賞圏内にポジションアップ。最終ラップで果敢に攻めるも、接触してストップ

午前10時05分、天候は曇り、気温24℃、路面温度29℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。好ダッシュを決めた岩佐は、11番手で第1コーナーを通過。ヘアピンでもアウト側を周りポジションアップし、1周目を10番手で終えました。スーパーソフトタイヤでスタートした岩佐は、8周目にピットインしソフトタイヤに交換します。このピットインによって17番手までポジションを下げましたが、その後にピットインするクルマが続き、15周目には14番手までばん回しました。

19周目、アクシデントでコース上にストップするクルマが出てセーフティカーが導入されます。ソフトタイヤでスタートする戦略を採ったマシンが続々とピットインしました。22周目にリスタートした時点で全車がピットインを終え、岩佐は入賞圏内の10番手となっています。

前車に迫るもののポジションを上げることはできないまま、岩佐は10番手でレース終盤を迎えました。37周目のターン12、接近する集団の中で前を抜こうとした岩佐はラインを外して後続に先行を許し11番手にダウン。その後も岩佐はペースの落ちた前車に迫りポイント獲得を目指し攻め続けます。最終ラップの42周目、ヘアピンコーナーでオーバーテイクを仕掛けインを突いた岩佐でしたが、ステアリングを切り込んできた前車と接触し、ガードレールに突っ込む形でストップ。岩佐はチェッカーフラッグを受けることなく、レースを終えました。


Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 17
DAMS
雨は降らずドライコンディションになったので追い抜きが厳しく、戦略的にポジションを上げることを選択してスーパーソフトでスタートしました。結果的にSCによって、逆の戦略の方に運が味方した部分はありましたが、それでもポイント圏内の10番手を走行していたのは悪くなかったと思います。集団のなかで、前のバトルでスキができてオーバーテイクを狙ったのですが、ラインを外してしまい後ろに抜かれたのは自分のミスでした。最後の接触は、あそこでは仕掛けるしかなかったと思いますし、今後に向けても攻めの姿勢を見せることは大事なことなので、後悔はしていませんしポイント獲得を狙って攻めるべきポイントだったと思います。
今回のモナコでは、マシンにスピードがあることが確認できたのはポジティブな点です。しかし、それが結果につながらないのは問題であり、大きな課題だと認識していますので、自分はもちろん、チームともコミュニケーションを取りながら、次に向けてしっかり準備をしていきたいと思います 


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