岩佐歩夢、6番手スタートも序盤にアクシデント 最後尾からの追い上げで12位フィニッシュ
FIA F2選手権第3戦スペインは22日(日)、フィーチャーレースを迎えました。金曜日に行われた予選で6番手となった岩佐歩夢は、3列目6番手からのスタートです。
午前11時35分、気温31℃、路面温度40℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。前日のスプリントレース同様、スタートで好ダッシュを決めた岩佐は4番手まで上昇しましたが、第1コーナー進入での位置取りで2台に先行を許し、6番手で第1コーナーを通過。その後ポジションをキープして6番手で1周目を終えました。前車に迫りオーバーテイクのタイミングを伺っていた岩佐は、3周目に前車をパスしようとしますが、前車がトラブルを起こし急激にペースダウン。避け切れなかった岩佐はフロントを接触させてダメージを負い、ピットインを余儀なくされました。スローダウンしたマシンはコース上にストップし、セーフティカーが導入されています。
18番手までポジションを落とした岩佐は、セーフティカーが解除された次周の8周目にタイヤ交換のため2回目のピットインを行いました。このピットインにより岩佐は最後尾の20番手となっています。
早いタイミングでタイヤ交換を行った岩佐は、タイヤをマネジメントしながらも追い上げ態勢に入り、先行車のピットインなどで24周目には11番手までポジションを上げます。25周目、ペースの落ちた前車をパスしてポイント圏内の10番手まで浮上しました。しかしその後、タイヤ交換を行いペースに勝る後続にパスされ27周目には14番手にダウン。それでも岩佐はタイヤを保たせて踏みとどまり、レース終盤の35周目、36周目に前車をオーバーテイクして12番手にポジションを上げ、37周のレースを12番手でフィニッシュしました。
好位置からのスタートで上位が期待された岩佐ですが、フィーチャーレースは0ポイントに終わり、スプリントレースで8ポイントを加算したもののシリーズランキングは11位にダウンしました。しかし上位とは僅差の争いとなり、次戦以降の巻き返しが期待されます。